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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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トレンド8:インフルエンサーマーケティング

 BtoCの文脈で語られることの多いインフルエンサーマーケティングですが、実はBtoBでも使えるんです。その手順を説明しましょう。

  1. ターゲットとなるオーディエンスを定義し、ビジネス上の目的に沿って上位のセグメント群を抽出しましょう。
  2. あなたの市場にとってのトップインフルエンサーを特定しましょう。
  3. インフルエンサーをモニタリングして、特徴を描き出しましょう。
  4. インフルエンサーの発信する情報リンクをフォロー、シェアしましょう。
  5. インフルエンサーを知り、信頼関係を構築し、協力を申し出ましょう。
  6. 関係性や結果の記録を付けておき、何がうまくいって改善につながったかを学びましょう。

 インフルエンサーはたくさんいなくてもいいのです。自分の会社の人をインフルエンサーにするのも一手です。求職者に「ああいう人がいる会社と働きたい」と思ってもらえるかもしれません。

 インフルエンサーとエンゲージメントするには、ターゲット企業のオーナーが読んでいそうな本の著者に対するインタビューを行うのもいいですし、自社と競合というよりは相補的な関係にある企業のCEOとコラボしてウェビナー(Webセミナー)やポッドキャストを配信するのもいいでしょう。

 あなた自身がインフルエンサーになろうとするなら、ソーシャルメディアを通じてソートリーダーシップを発揮していくことになります。オーディエンスのことを学び、彼らが訪れるソーシャルメディアをあなた自身が理解してから、ユニークなストーリーを考えましょう。

 でも、やり過ぎはダメで、オーセンティックであることとバリューを提供することを忘れてはいけません。ユニークかつ適切で、シェアされるコンテンツが大事です。イベントなどのオフラインでの活動もうまく使いましょう。そして、売り込みにならないように注意しましょう。

トレンド9:リードの「質」が「量」よりも重要に

 リードはいまマーケターにとって最も重要な成果物です。BtoB企業のデマンドジェネレーション活動におけるプライオリティを調査したところ、1位がリードの「質」でした。

 最近では量より質の傾向が強いです。BtoBマーケティングの目的は営業を生産的にすることです。だからこそ、質のよいリードを渡すことが重要になってきます。

トレンド10:イベントは依然として最も有効なチャネル

 イベントはいまもなお、最も効果的なBtoBマーケティングのチャネルです。「時代はデジタルだ、ソーシャル対応を進めよう、デジタルマーケティングがすべてでイベントなんて過去のもの」という人もいますけれど、大間違いですよ。現に皆さん、今日のイベントに来ているじゃないですか。

 84%のマーケターが「イベントが一番効果的」だと回答しています。イベントがウェブサイトより重要だと考えていることは、特筆すべきことですね。

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この記事の著者

江川 守彦(編集部)(エガワ モリヒコ)

東京大学文学部を卒業後、総合広告代理店でマスメディアの媒体営業業務を経験し、出版社に転じて人文系の書籍編集に従事したのち、MarkeZine編集部に参画。2018年よりオーガナイザーとしてMarkeZine Dayの企画にも携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/12/05 10:04 https://markezine.jp/article/detail/27514

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