話題の書籍のダイジェスト版を紹介する連載「Book Navigator」。今回は『なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか』(林部 健二 著、プチ・レトル、2017年12月)を取り上げます。
※本記事は、2018年4月25日刊行の定期誌『MarkeZine』28号に掲載したものです。
他の追随を許さない、世界最強の物流企業
書籍をはじめ、日用品や家電など、約2億超の品目を取りそろえる世界最大級のネット通販サイト「アマゾン・ドット・コム(運営会社の社名も同じ。以下、アマゾン)」。ネットを使っていながら「一度も利用したことがない」という人は極めて少数ではないだろうか。その圧倒的な品揃えだけでなく、配達スピードでも他の追随を許さない。
アマゾンで注文したものは早ければ翌日、地域によっては当日に届くこともある。アマゾンが登場する以前、あるいは今でも他の通販業者でこれほどのスピードを実現している例は少ない。多くは注文してから到着まで数日、場合によっては数週間もかかる。ではなぜアマゾンは、このようなサービスを実現できているのだろうか。
どうやらその秘訣は、アマゾン独自の優れた物流戦略にあるようだ。そこで、同社の物流をはじめとする経営の特長を分析し、アマゾンに攻勢をかけられている日本企業がどう対抗していけばいいのか、そのヒントを提供するのが本書『なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか』だ。
林部 健二 著、プチ・レトル、2017年12月
著者はアマゾンジャパンの元サプライチェーン部門マネージャー。米系ラグジュアリーブランドを経験した後にアマゾンジャパンの立ち上げに参画、その成長に貢献した。現在はそれまでのキャリアで学びとったノウハウをベースに、企業向けにECサービスのコンサルティングを行っている。
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