ニールセン デジタルは、スマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView) 」のデータをもとに、2018年の12月の日本におけるスマートフォンの利用時間やアプリの利用個数などの利用状況を発表した。
スマートフォンの1日の平均利用時間は約3時間/アプリからの利用が全体の84%
まず、スマートフォンの利用時間を調査したところ、2018年12月におけるスマートフォンの1日あたりの平均利用時間は3時間5分となった。2017年7月や2018年7月と比べると、大きく変化していないことがわかる。アプリからの利用とWEBブラウザからの利用の内訳を見ると、アプリからの利用時間は全体の84%を占める結果に。2017年7月と比べるとアプリの利用時間シェアが3ポイント減少しているものの、内訳に大きな変化は見られなかった。また、年代別に利用時間やアプリとブラウザの利用時間シェアを比べても、大きな差は見られなかった。
「ほぼ毎日利用するアプリ」は8個
次にアプリの利用個数を調査したところ、月に1回以上利用するアプリの数は30.8個で、月に31回以上利用される(=ほぼ毎日利用される)アプリは8.0個という結果に。2017年からの増加数は、1~2個にとどまっている。アプリの利用個数も年代間で大きな差は見られず、どの性年代でも月に30個前後のアプリを使用していることがわかった。
若年層の「月間動画視聴時間」が1年間で約2時間増加
最後に、利用時間が1年前と比べて大きく増加していたカテゴリーを調査。すると、動画サービスが含まれる「ビデオ/映画」や「ポータル、コミュニティ」「総合ニュース」「音楽」「健康、フィットネス、栄養」で月間の利用時間が40~100分程度増加していることがわかった。これらのカテゴリーはどの年代でも利用が増加しており、18~34歳では特に「ビデオ/映画」の利用時間が約2時間増加していることがわかった。
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