前期比の売上高は1.5倍超え!
BRUNOやMILESTOなどを中心にECの売上が好調
結婚祝いのプレゼントとして、20代から30代の女性を中心に人気を集めている商品がある。鋳物ホーローをイメージしたデザインが特徴的な、BRUNOのホットプレートだ。累計の販売台数は100万台を超えるこの商品を目にしたことがあるという人もいるのではないだろうか。実際に友人のギフトとして購入した経験がある人もいるかもしれない。
1995年に時計を中心とした商品の開発・販売から事業がスタートしたイデアインターナショナル。ライフスタイルブランド「BRUNO(ブルーノ)」やトラベルブランド「MILESTO(ミレスト)」、オーガニックコスメブランド「Terracuore(テラクオーレ)」など、インテリアや生活雑貨に関する全7ブランドを展開。フランチャイズも含め、その店舗数は全国に50を超える。
そんなイデアインターナショナルでは、4年ほど前より強化しているECの売上が急激に伸びている。2018年6月期の売上高は、前年同期比で58超の伸びを記録。小売事業のセグメントの売上に占めるECの割合も、26.9%にまで成長している。
2019年6月期における同社の連結売上高予想は140億円で、前期比の伸び率は55.3%となる見込み。文字通りの急成長と言えるだろう。ここまで大きく事業が成長している理由は何なのか。同社でEC事業を統括する小林さんは、「売上が伸びている商品に注力をしていること」だと分析している。ではなぜそういった商品にフォーカスした戦略を展開することができるようになったのだろうか。その裏側にあったのが、ECサイトのリニューアルである。