デジタルトランスフォーメーションを推進する組織へ
【クレディセゾン】
現在のマーケティング部門の組織体制
当社のマーケティング部門には、マス広告や会員向け媒体を担当する「ブランディング戦略部」、デジタルメディアやデータ活用を担当する「データビジネス部」、ネット企業とのアライアンス戦略を担う「ネットアライアンス部」、永久不滅ポイントの戦略構築と施策実行を担う「ポイントビジネス部」の計4つの組織があります。所属人数の合計は150名ほどです。また、今期からブランディング戦略部をデジタル組織に編入しました。4マス・デジタル・オフライン領域すべてのタッチポイントで、顧客コミュニケーションのDXをより加速させ、一体感を持って運営したいという想いからの体制変更でした。
他部門やパートナーとの関係構築のコツ
自社内の他部門とは密なコミュニケーションを意識しています。特に現場は自分の担当領域に閉じてしまいやすいので、仕事はもちろん、社内報・勉強会・ランチ・飲み会・プライベートなどを通じ関係性を構築することを勧めています。パートナーの皆様は、自社リソースではできないことをお願いする、大切な“戦友”だと考えています。そのため、企業の大小関係なく敬意を払って一緒にお仕事するようにしていますし、同じ方向を向いて当社の課題解決に親身に相談に乗っていただけるか、専門領域で全幅の信頼を置くことができる方がいるかどうかを重視しています。

取締役デジタルイノベーション事業部 カードファイナンス部 担当(兼)デジタルマーケティング部長 磯部 泰之氏
1992年クレディセゾンに新卒入社。営業企画やDBマーケティング推進業務に従事後、銀行・百貨店・コンビニ等との合弁会社へ出向。その後経営企画や広告宣伝部門を経て、2011年よりネットビジネスでの新規事業開発を担当。ネット事業部長を経て、2018年6月取締役に就任。現職ではグループ会社含めた経営、クレディセゾン全体のブランディング、顧客コミュニケーション、DXに従事。
全社のマーケティングを一つの部署で行うように
【コメ兵】
現在のマーケティング部門の組織体制
データ利用の観点から、情報システム部門を広告宣伝、販売促進を行っている部門へ吸収しました。また2015年に、デジタルが台頭してきたことにより、ECのチームが担当していたデジタル施策チームをECチームとともに一つの部署の傘下に収めました。これにより全社のマーケティングを一つの部署で行えるようにしました。現在は広報、広告宣伝、販売促進、店舗出店、デジタル、EC、情報システムに関することをすべて同じ部署で行っています。
他部門やパートナーとの関係構築のコツ
当社は機能性組織を敷いているため、全社最適の観点から、それぞれ役割として企画と実行を分けて業務を行うことで、密な連携を実現しています。他社パートナー様との関係では、深いコミュニケーションとお互いに結果にコミットできる関係性を重要視しています。

執行役員 マーケティング統括部部長 藤原 義昭氏
1999年コメ兵入社。2000年自社ECの立ち上げに携わり、物流からささげ業務まですべてを構築する。現在は広告宣伝、販売促進、出店、PR、デジタル、情報システム、Web事業など全社マーケティングを統括している。
2つの法人格で機能・役割別に部署を形成
【Jリーグデジタル】
現在のマーケティング部門の組織体制
現状は、公益社団法人(公益社団法人日本プロサッカーリーグ、以下Jリーグ)と事業会社(Jリーグホールディングス配下に主要事業会社3社)の大きく2つの法人格の中で6部署(機能・役割)に分かれています。マスとデジタルは部門で連携をしながら共通の目標を持って推進しています。公益社団法人は広報、宣伝・PR、イベントを担当しています。一方、事業会社ではデジタル・プラットフォーム(顧客データベース・CRM・システム)、デジタル・コミュニケーション(オウンドメディア・SNS)、海外関連の業務を行っています。
他部門やパートナーとの関係構築のコツ
社内外の関係者とは、スポーツビジネスの基本となるファンベースの拡大(視聴者数や入場者数の拡大)を図ることを共通のKGIとして、ファン×パートナー×クラブ(リーグ)で三方良しの関係構築を意識しています。

プラットフォーム戦略部 部長 笹田 賢吾氏
ニフティにて、Webサービス事業の責任者、全社の事業戦略や新規事業推進などを担当。2015年4月より、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に転職。2017年4月より、Jリーグのグループ再編によりJリーグデジタルプラットフォーム戦略部部長として、Jリーグのデジタルマーケティング戦略を担当。1月より、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の事業・マーケティング本部のtoC企画戦略事務局を兼務。