ジャストシステムは、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「動画&動画広告 月次定点調査(2019年12月度)」の結果を発表した。
10代~30代までの約2割が、YouTubeのスキップ可能な広告視聴後サイトに訪問
YouTubeで5秒待つとスキップ可能な動画広告を視聴したことがある人のうち、「動画広告を見た後、広告主のサイトへ訪問したことがある」人は15.7%だった。
年代別に見てみると、10代は18.2%、20代は18.7%、30代は18.6%、40代は11.1%、50代は11.1%、60代は12.9%。10代から30代までの約2割が広告主のWebサイトに訪問した経験があった。
バンパー広告視聴者の25.2%が、その商品を検索した経験あり
YouTubeで、スキップできない、6秒以下の短い動画広告(バンパー広告)を視聴したことがある人のうち、視聴後にその商品・サービスを検索したことがある人は25.2%、広告元のサイトへ訪問したことがある人は23.2%だった(複数回答あり)。
なお、検索した経験のたる男性は27.9%に対し、女性は21.8%と、男性の割合が高いことがわかった。
バンパー広告視聴経験者の約4割が、「ブランドに悪い印象を抱くこともある」
YouTubeでバンパー広告を視聴したことがある人のうち、その広告をきっかけにブランドに対して良い印象を抱くことがある人は33.7%、興味を抱くことがある人は35.6%、他の人に紹介することがある人は23.2%という結果に。一方、悪い印象を抱くことがある人は37.7%だった(※)。
※「あてはまる」と「ややあてはまる」と答えた人の合計。
年末年始、動画コンテンツの視聴に利用されたデバイスは?
年末年始、動画コンテンツの視聴に最も長時間使用したデバイスを尋ねたところ、テレビを挙げた人が32.2%と最も多く、次いでスマートフォン(31.0%)、パソコン(21.9%)という結果だった。
2018年12月度調査では、テレビが43.7%、次いでスマートフォンが25.1%だったことから、動画視聴のデバイスとしてスマートフォンの浸透が進んでいることがうかがえる。
【調査概要】
調査期間:2019年12月31日~2020年1月3日
調査対象:「Fastask」のモニタのうち、17歳~69歳の男女
調査人数:1,100名
調査方法:セルフ型ネットリサーチ「Fastask」でのアンケート調査
【関連記事】
・3人に1人が「情報銀行」を認知、利用率は7.2% 4割は「情報提供に抵抗感」【ジャストシステム調査】
・YouTube視聴者の7割が「広告なし有料プラン」を認知、女性より男性が利用【ジャストシステム調査】
・ライブコマース動画の視聴者のうち、5割が「商品を購入した」と回答【ジャストシステム調査】
・10~30代の4割が商品購入時に中古売却を意識 意識時は購入単価上昇の傾向【ジャストシステム調査】
・20代の約3割が、買い物でネットの口コミを「ほぼ毎回参考にする」【ジャストシステム調査】