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パルコ×滋賀大学が進める、学生視点のデータ活用プロジェクトの全貌とは

 2020年1月21日、滋賀大学彦根キャンパスにて、河本ゼミとパルコが推進するプロジェクトの成果報告会が開催された。同プロジェクトは博報堂プロダクツ、アルベルトが学生に対する支援を行っている。報告会では、パルコのアプリ「POCKET PARCO」のデータを用いた分析を滋賀大学の学生が行い、学生ならではの仮説と施策立案が出てきた。本記事ではプロジェクトと報告会の模様についてレポートする。

滋賀大学×パルコがデータ活用で産学連携

 2019年4月、滋賀大学データサイエンス学部の河本薫教授によるデータドリブンマーケティングプロジェクトが始動した。同プロジェクトでは、実際の事業会社が持つデータを使った分析を学生が用い、ビジネス課題を発見。そしてその課題を解決するためのアクションを考える。

滋賀大学 データサイエンス学部 教授 データサイエンス教育研究センター 副センター長 河本薫氏
滋賀大学 データサイエンス学部 教授 データサイエンス教育研究センター 副センター長 河本薫氏

 これらを通じて、「ビジネスに活かせるデータ分析の体験」「企業に今後のコミュニケーションの参考になる示唆を提供する」ことを目指した。

 そして、秋学期の産学連携プロジェクトに協力したのが、ショッピングセンター事業などを展開するパルコだ。パルコの執行役グループデジタル推進室担当の林氏によれば「学生が持つスキルと感性からおもしろいアウトプットがもらえると思った」と、学生ならではの施策提案を今後のヒントとする狙いがあったという。

株式会社パルコ 執行役 グループデジタル推進室担当 林直孝氏
株式会社パルコ 執行役 グループデジタル推進室担当 林直孝氏

 そして、パルコは名古屋PARCOを対象店舗に「お客様の離反を防ぎたい」「より多くの体験(買い回り)を創りたい」の2つの課題テーマを設定。同社の展開するアプリ「POCKET PARCO」で得られた会員データと会員データに紐づく各種行動データ(ログイン・開封・お気に入り登録・購買履歴など)、店舗マスタ・各種アクション情報(イベント販促など)といったデータを個人情報は含まない形で提供した。

 つまり、パルコは学生ならではの新たな仮説や施策が得られ、滋賀大学の学生は実際のビジネスで使われているデータを活用した課題解決に携わることができるというWin-Winなプロジェクトとなっている。

データ活用のプロも混ざって学生が企画立案

 では、実際にどのようなプロジェクト進行が行われたのか説明したい。まず、河本ゼミの学生が4チームに分かれ、各チームが先述の「お客様の離反を防ぎたい」「より多くの体験(買い回り)を創りたい」の課題テーマから好きなほうを選択する。

 その後学生が名古屋PARCOに行き、来店者がどういった買い物をしているのかを視察。その上でどのような分析をするか、どのデータ項目を使うのか、その分析によって何を明らかにするのかを整理する。

 そして、分析作業とレポート作成を行った後、プレゼンテーションを実施する。このプロセスを約4ヵ月にわたって取り組んできた。

 このような流れを、普段データ分析や活用について学んでいるとはいえ、大学生がいきなり行うのはそう簡単ではない。そのため、今回は河本教授に加え、博報堂プロダクツの大木真吾氏、アルベルトの巣山剛氏というデータ活用の支援を行う2人がサポーターとして参加した。

左:株式会社博報堂プロダクツ データビジネスデザイン事業本部 Executive Data Base Marketing Director 大木真吾氏右:株式会社ALBERT データサイエンス教育部  セクションマネージャー 巣山剛氏
左:株式会社博報堂プロダクツ データビジネスデザイン事業本部
Executive Data Base Marketing Director 大木真吾氏
右:株式会社ALBERT データサイエンス教育部 セクションマネージャー 巣山剛氏

 河本教授は最終報告に向かっての分析手法の教育、データとの向き合い方など各学生の指導を行った。そして、大木氏は仮説構築、分析視点の検討、分析結果の解釈、施策化検討、KPI設計、プレゼンテーションテクニックなどをレクチャー。さらに、ビジネスに必要な要素や心構え、施策立案のコツなど一連の体験をガイドするアドバイザーとしても学生の相談に乗った。アルベルトの巣山氏はデータ分析手法に関するサポートや分析結果の解釈についてのアドバイスを行った。

 3名の手厚いサポートのもと、河本ゼミの学生はそれぞれデータ分析、企画立案に打ち込んだわけだが、実際にどのような提案を行ったのか。ここからは、その報告会の模様をお届けしたい。

次のページ
学生ならではの提案内容が続々登場

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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