初投稿の動画が100万再生超え
MZ:今回の施策によって、どのような成果が得られましたか。
河内:TikTokを始めて以降、早い段階から多くの再生数が集まる動画を投稿することができたのは非常に良かったと思います。最初のいももちのレシピ動画は1週間で100万再生を超え6万5,000近くのいいねも集まりました。
@calbeesapporo 好きなじゃがいも料理を教えてね#カルビー ##サッポロポテト ##いももち ##今日何食べた
Canção da piscada - Sound Effect
また、他のプラットフォームなどでも、TikTokで紹介したレシピを作ってみた系のUGCが多く生まれており、その反響もありテレビの情報番組で紹介いただくなど、想像以上に広い層にアプローチできた施策になりました。
MZ:TikTokの動画をきっかけにテレビ番組でのパブリシティにまでつながったのは素晴らしいですね。
河内:サッポロポテトを小さいころに食べたことがある方は多いと思うのですが、年齢を重ねるとともにスナックの選択肢は増えていきます。そうなると、特定のスナック菓子を継続的に買ってもらうことのハードルは自ずと高くなります。
その中で、認知だけでなく「おいしそう、楽しそう、試したい」といった感情をサッポロポテトのブランドに対して持ってもらえたのは非常に大きな成果だと思います。
心理的な距離を近づけるならTikTok
MZ:では最後に今後の展望を教えてください。
河内:これまで、サッポロポテトは「安全」「安心」「ファミリー」といったイメージの強いブランドでした。今後もそういった要素は維持しながら、時代に寄り添ったブランドであり続けるためにコミュニケーションも時流に合わせて展開していきたいと考えています。
パーセプションを変化させるのには時間がかかりますので、今回軌道に乗り始めているTikTok運用を継続しながら、見る方に飽きさせないコンテンツを出し続けて、従来よりも強いブランドにしていきたいと思います。
MZ:トピカの石川さんと戸村さんはいかがでしょうか。
石川:弊社は様々なプラットフォームでアカウントを運用してきましたが、TikTokはユーザーとの心理的な距離が非常に近いと思っています。ですので、ブランドに親しみを持ってもらうといった目的のマーケティング施策には非常に向いているプラットフォームだと思っています。
TikTokは今後もユーザー層は広がっていくと思いますし、よりマーケティングチャネルとしての可能性は広がっていくと思いますので、「SNS」×「動画」という時代を先行するプラットフォームでのノウハウの蓄積と提供を行っていきたいと考えています。
戸村:カルビー様の運用目的にマッチしつつ、TikTokのコンテンツからより「楽しさ」を伝えられるような仕掛けづくりを一緒に取り組めたらと考えています。また、現在はカテゴリー別にどのコンテンツが効くかを検証していますが、今後新たな効果検証の軸を増やしていければと考えています。
MZ:ありがとうございました。最後にTikTok For Business Japanの井口さんから、今後企業アカウントの立ち上げを検討されるマーケターに一言アドバイスがあればお願いします。
井口:TikTokに対し「動画を考えるの大変でしょ」といったイメージをマーケターの方はお持ちだと思うんですが、今回の施策で幅広い方にリーチできること、またコンテンツを企画・制作しやすくなっていることが明らかになったと思います。
そして、TikTokの運用ではトライアンドエラーが非常に重要です。想定通りに拡散する・しないことが起きるプラットフォームですので、そのトライアンドエラーを楽しんでもらえる企業様はぜひ一緒にTikTokでユーザーに受け入れられるコンテンツを作って伸ばしていけたらと考えています。
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