企業と顧客の距離を近づける「Life on LINE」の世界
─―クロスターゲティングやクロスプラットフォームの展望についてお話しください。
林:プロダクト開発の面からは、ターゲティング機能とレポーティング機能の2点を重点的に強化します。
直近にリリースしたLINE公式アカウントの分析機能である「友だち追加経路」のクロスターゲティングのように、利用できるデータを拡張していきます。同時に、配信できるプラットフォームを増やしていきます。現在、各種データを活用できるサービスはLINE広告のみとなりますが、今後は、LINE広告で蓄積されたデータをLINE公式アカウントに連携することを見据えています。
レポーティング機能も強化、充実させていく予定です。たとえば、Talk Head Viewの配信で得られたオーディエンスデータをLINE広告に活用したとき、効果はどうだったのか。また、CPF配信で友だち追加されたユーザーは、他の施策で獲得した友だちと比べてLTVがどう変化するかなど、経路別の効果測定もご提供できればと考えています。
須藤:私からは広告主様とユーザーそれぞれの視点からお話しします。まず、広告主様に対しては、LINEが有する様々なデータをシームレスに利用できるプラットフォームを提供していきます。
たとえば、法人向けサービスだけでなく、LINE が提供する決済やエンタメなど多様なサービスのデータを幅広く、柔軟に活用して、ユーザーのLTVを最大化できるようにしていきます。また、オンラインとオフラインでユーザー行動を横断的に計測し、ユーザーIDを中心にマルチチャネルでのユーザー行動を分析できるようにもしていきたいです。
ユーザーに対しては、LINE内の検索やEC、ローカル、決済サービスなどと広告の連携を深め、よりなめらかなユーザー体験を提供していきたいと思います。
LINEは2019年より、ユーザーの生活すべてをサポートする「Life on LINE」というコンセプトを掲げています。LINEユーザーに、最適なタイミングで最適な情報が届けられる世界を実現するためには、LINE広告やLINE公式アカウントを結びつけ、生活の中へ企業の情報を自然に届ける仕組みが必要です。その起点となるべく、クロスプラットフォームを引き続き推進していきたいと思います。
泉:くり返しとなりますが、私たちLINEは「企業とユーザーの距離を近づける」べく、様々なご支援をさせていただく予定です。ユーザー1人ひとりが持つLINEアカウントを基に、オンライン・オフライン双方での顧客接点で最適なアプローチと高度な分析をご提供し、広告主様のビジネス成長に寄与してまいります。