コロナ禍でも問合せが殺到 ブイキューブ、freeeの対応
セッションの序盤、ライトニングトークでは、新型コロナウイルスの影響で「起きた変化、変わらなかったこと」が語られた。営業部門を含めて、リモートワーク対応となった両社。クラウド型テレビ会議システムを提供するブイキューブの佐藤氏は、「案件化率、受注率ともに向上しました。急増したお問い合わせにも、適切に対処できています」と語る。
佐藤氏は、2015年に同社へ入社して以来、オウンドメディアによるリード獲得、マーケティングと営業チームのビジネスプロセス構築、そして時間と場所に縛られない働き方の浸透と、数年に渡って課題を解決してきた立役者だ。この仕組み化が成功したからこそ、リモートワーク下でもパフォーマンスが向上したのである。
そして「リード数に大きな変化はなかった」と話すのは、freeeの中東氏。クラウド会計システムのfreeeでは、これまで経理業務の工数削減・効率化を訴求していたサイトメッセージを、バックオフィスからのリモート化を促す内容へ変えた。コロナ禍で、同社が顧客へ提供できる価値は何かを改めて考え直したという。
また、オンラインセミナーへの参加者数が、平常時よりかなり増大したことにも中東氏は言及。半日かけて行われる大型のカンファレンスに比べ、2時間弱のコンパクトなセミナーが可能になったこと、そしてリモートワークの普及に伴い、参加率が高まったのではないかと分析しているそうだ。