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大山忍のちょっと気になる海外マーケティング事情

第2回 費用対効果の高いB2Bマーケティング/ バーチャルトレードショー


日本にいながらして米国のマーケティングサミットに参加できるシステムがある!と聞いて早速参加してみたバーチャルトレードショー『eComXpo』。オンラインならではの楽しさやインタラクティブさはもちろん、費用対効果も抜群。今回はそのレポートをお送りいたします。

はじめに ~米国のセミナーに参加することのメリット~

 今年の年明け早々、私は米国ラスベガスで開催されるアフィリエイト・マーケティングのサミットへ参加してきました。サンフランシスコを経由して片道10時間少々のフライト。現地時間と日本との時差は17時間で、3日間の開催期間中襲い掛かる睡魔と闘いながらも、パイオニア達の講演や、ネットワーキングパーティ、展示ブース回りと、なんとか精力的にこなしてきました。

 費用は、サミットへの参加費数百ドルに、渡航費、ホテル代や諸雑費を含めると、ざっと数十万円。そこまでコストをかけて参加するメリットは何なのでしょうか?それは大きく分けて2つあります。

 1つは、最新事例を学ぶことができること。アフィリエイト発祥の地米国では、日本に比べて数年先を進んでおり、最先端のビジネスモデルや豊富な成功事例から学ぶものは計り知れません。

 2つめは、ネットワーキング。話し好きな米国人は、セミナーやランチで席が隣になっただけでも、こちらが知りたい情報を教えてくれたり、業界のキーパーソンに紹介してくれたりと、多くのビジネスチャンスをつかむことができるのです。この2つが米国のサミットに参加することのメリットです。

eComXpo - バーチャルトレードショー

 さて、ここで。上述の2つのメリットが、”日本にいながらにして”享受することができるとしたら、どうでしょう? そんな『どこでもドア』のような夢みたいな話、と思われてしまうかもしれませんね。しかしながら、今やインターネットがそれを実現可能にさせたのです。それが、今回ご紹介したい『バーチャルトレードショー』です。

 その名も『eComXpo』。『アフィリエイト・マーケティング』『サーチ・マーケティング』『インタラクティブ・マーケティング』の3テーマを柱に、今年4月4~6日の3日間開催されました。第3回目の開催となる今回は、キーノートスピーカーに『バイラルマーケティング』で有名なセス・ゴーディンを迎え、3日間でこのバーチャルトレードショーへの参加者は7089人、企業の展示ブースは237にも登りました。 それでは、その『バーチャルトレードショー』が一体どういうものなのか、具体的にご紹介していきましょう。

日本で米国のセミナーを体感できる”バーチャルトレードショー”の構造

 会場の構成は大きく分けて3つに分かれています。1つは『アフィリエイト』と『サーチ』の2会場からなる展示ブースエリア。2つめは、4つのキーノート講演と16の講演&パネルディスカッションが開催されるセミナー会場。そして最後に、参加者同士でチャットやVカード(バーチャル名刺)*注1を交換できるラウンジです。トレードショーへの参加費は、前回まで2~30ドル程度かかりましたが、今回は基本的に無料。ただし、参加できなかった講演や過去の講演を90日間好きなだけ繰り返し見ることのできるUniversityへの参加費は、約50ドルかかります。

注1 Vカード(バーチャル名刺)とは
トレードショー参加登録時に、名前、会社名、住所、連絡先、メールアドレスなど、通常名刺に書かれているような情報を登録し、開催期間中はその情報を参加者同士で交換することができます。トレードショー終了後は、交換した相手の情報は一括してCSVファイルでダウンロードができます。
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この記事の著者

大山 忍(オオヤマ シノブ)

米国大学卒業。外資系企業を経て2000年にネット広告効果測定ツールを提供するベンチャーに創業メンバーとして参画。その後、バリューコマース株式会社と合併し、アフィリエイトシステムの開発企画やマーケティングマネージャーを務める。

2007年1月にオムニチュア株式会社(現Adobe)に参加、コンサルティングサービスを立ち上げる。ビジネスコンサルタントとして米国のベストプラクティスを日本の課題やニーズに合わせて提供、ウェブ解析やガバナンス(データ主導の組織・仕組化)...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/07/12 21:16 https://markezine.jp/article/detail/33

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