広告媒体を選ぶときに意識していることは?(ブイキューブ・佐藤 岳氏)

株式会社ブイキューブ マーケティング本部 本部長 佐藤 岳氏
Profile
ブイキューブのマーケティング部門の責任者。2015年11月入社、2016年4月より現職。商談案件の創出に向け、お客様事例、ブログ記事、eBook、セミナーの企画、制作、広告運用、各種アナリティクスを内製で運用する体制を構築。2020年9月末時点、2016年比で商談数3.2倍、受注数9.1倍。
注目している媒体
- プラットフォーマー:Twitter
- コンテンツメディア:ツギノジダイ
- 動画メディア:ニュース動画
- アプリ:Voicy、Dable
メディアの選定では、扱っている「トピック」や「テーマ」を重視しています。メディアは、特定の「トピック」や「テーマ」に関するコンテンツを制作し配信することでそれに興味関心があるオーディエンスを集めます。そのようなオーディエンスに、私たちが関係を持ちたいと考えるペルソナが含まれていそうか、という点を意識しています。
昨今、BtoBマーケティングに取り組まれる組織が増え、バイヤーの「ペルソナ」と「バイヤー(カスタマー)ジャーニー(以下、ジャーニーと省略)」を定義し、コミュニケーション設計とコンテンツ制作、集客に取り組まれています。至極当たり前のことなのですが「ジャーニー」は「課題に気づき」がないと始まりません。では、ペルソナに「課題に気づいて」もらうためにはどうしたら良いのでしょうか?
私は、ペルソナに自分か気づいていなかった、または、忘れていた課題を浮き上がらせるトリガーとしての「コンテンツ」を「メディア」に掲載することで「ジャーニー」がスタートすると考えています。
当社は、映像と音声のリアルタイムコミュニケーション技術を活用しているお客様事例を「ITのニュース」メディアで2017年1月より50本以上のタイアップ記事を掲載しています。タイアップ記事にも関わらず、それをきっかけに「自分の会社でもあの記事と同じことをやりたかった」とか「あの記事の事例と同じことをやりたい」等といったインバウンドが多く発生します。まさに、タイアップ記事をきっかけに、ハイパーリンクされている弊社のコンテンツへ来訪し、より詳しい関連コンテンツに触れ、自己学習したのちにインバウンドされます。このようなお客様の商談案件は、とてもスムーズに進行し効率的に受注します。まさに、メディアに掲載した「コンテンツ」が「ジャーニー」をスタートしてくれています。
このような考え方でメディアを活用しているため、その選定では扱っている「トピック」や「テーマ」とオーディエンス、掲載されているコンテンツをとても重視しています。