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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

マーケターに聞く、 注目メディアと広告媒体の選び方(BtoB企業編)

広告媒体を選ぶときに意識していることは?(freee・中東孝夫氏)

freee株式会社 執行役員 VP of Marketing 中東孝夫氏

Profile

 消費財メーカーにて広告宣伝を手がけた後、外資系ITや大手通信会社でBtoBマーケターとして活動。デマンドジェネレーション(案件創出)、ブランディング、インサイドセールス、顧客DB構築など幅広い経験を持つ。2019年8月よりfreeeにて現職。

注目している媒体

  • プラットフォーマー:ID ExchengeとしてFacebook、日経電子版、ダイヤモンドオンライン、プレジデントなど
  • コンテンツメディア:特になし
  • 動画メディア:特になし
  • アプリ:特になし

 BtoB企業としてABMを実施しているため、広告媒体として「短期的なコンバージョン」と「中長期的なナーチャリング用リード獲得」の二つの視点で検討しています。

 そのため、メディアにおける自社のターゲット含有率を強く意識しています。どういった読者情報を保持しているか、どこまで正確に読者情報を開示しているか、どうやってメンテナンスしているか、さらにはどのような協業が可能なのかを、媒体資料を読み込んで判断しています。自社内の読者情報をEnrichするために、メディアからどのような2nd Party Dataが入手できるかも重要なポイントです。

 また、ID戦略の観点から、入手できる情報と他のサービスとのID Linkageが優れている媒体の優先度は向上すると考えています。媒体経由で獲得した見込み顧客に対し、様々なチャネルでターゲティングを行うことで全体の広告コスト圧縮も期待しています。

 露出効率以外の観点として、ターゲットに対し、どれほど多面的・立体的なアクションが可能かどうかを見るべきだと考えています。具体的には、我々のターゲットに刺さる企画が作れるかどうかです。広告露出だけではなく、オンラインイベントの開催など、メディアならではの集客力に大きな期待値を持っています。

 特に顧客企業の経営層とのエンゲージメントを高める施策が重要で、コロナ禍における新しいオンライン施策に期待を持っています。こうした媒体の可能性を媒体資料で詳しく記載されている先は、優れた企画を持ち込んでくださるところが多く、出稿につながりやすいと感じています。

 コロナ禍で顧客とのコミュニケーションが非対面にシフトする中、広告媒体には「単なる枠の露出」以上の媒体価値を生み出す企画力が望まれていると感じています。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:49 https://markezine.jp/article/detail/34858

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