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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

2021年のマーケティング戦略(BtoC企業編)

顧客ニーズに寄り添うDXを推進(RIZAP)

2020年を振り返って

 新型コロナウイルスの影響を受け、新様式に適応したマーケティングが不可欠となりました。リアルイベントもこれまでのように実施できず、外出自粛やテレワークの急速な導入により、生活の中で目に触れるものも一変しました。これにともない、広告においても手法が多様化したと感じています。RIZAPとしても、テレビCMだけでなくインターネットやSNSを活用したマーケティングを強化いたしました。またグループ会社のECサイトにおいてもRIZAPで培ったマーケティングの視点を取り入れ、お客様へ魅力をどれだけ伝えられるかという点に注力し、非対面ビジネスの可能性を創出してまいりました。

2021年へ向けて

 2021年、RIZAPでは各事業のDXをさらに推進していきます。一方で、単にDXを進めれば良いというものではなく、新様式に合わせてお客様のニーズへ徹底的に寄り添い、顧客満足度をさらに上げることができる領域に対して、積極的に実施していく方針です。たとえば現在RIZAPでは、お客様のニーズに合わせオンラインでのマンツーマントレーニングや、YouTubeを活用したトレーニング法の配信を行っています。今後もオンラインコンテンツやIT技術を活かし、より便利なサービスを提供できるよう努めます。

マーケティング部 部長 渡邉華子氏
2007年健康コーポレーションに入社。ダイレクトレスポンス広告に携わり、美容雑貨「ESTENAD」のブランドオーナーとしてマーケティング戦略・販促企画携わる。2012年のライザップ立ち上げ時よりブランディング責任者として、一躍話題となったCMディレクションに従事。現在もライザップ関連事業全体のマーケティング責任者として事業発展に努める。

「新たな遊び方」を発明する機会に(レゴジャパン)

2020年を振り返って

 今年はやはりコロナ禍に影響されたということが一番大きかったと思います。何が正しいのか正解がない中、いかに早く世間のニーズを捉えて、自社のアクションにつなげられるか――それが肝となった一年でした。LEGOでは、前代未聞の状況をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに「家だからこそ楽しい」と思えるような、「未来へとつながる新たな遊び方」を発明する機会として、オンラインイベントを始めとする様々な新しいマーケティング活動に挑戦することができました。

2021年へ向けて

 LEGOの由来はデンマーク語の「LegGodt」(よく遊べ)です。「遊び」を楽しむことはお子さまだけでなく大人にとっても大切なことだと考えます。2021年がどのような一年になるのか想像もつきませんが、世間のニーズに耳を傾けながら、クリエイティブでイノベーティブなライフスタイル提案をお子さまだけでなく大人向けにもスピード感を持って展開できるよう心掛けていきたいと思っています。

PR&パートナーシップ マネージャー 寺門久美子氏
ウォルト・ディズニー・ジャパンのクリエイティブチームとして務めたのち、ルイ・ヴィトン・ジャパンでデジタルコミュニケーションチームを立ち上げ、2016年にレゴジャパンに入社する。デジタルマーケティング全般からSNS施策、デジタルPR、コラボレーションマーケティングに熱意を持っています。

ボディデータを核に新たな価値創出を(ワコール)

2020年を振り返って

 新型コロナの影響は非常に大きなものでした。ワコールではストレスフリーな下着の購買体験を実現するソリューションの1つとして、「非接触」を強く意識した「3DSmart&try」を開発しておりましたが、このような形で社会からの需要が加速するとは思っておりませんでした。このサービスは、3Dボディスキャナーで全身を5秒で計測、さらに接客AIとの対話を通して最適な商品を提案するものです。店舗起点のサービスでありながら、口コミを通じ計測者数が増加しています。特に、20代30代の従来ワコールの売場に来られることのなかった方々が「自分自身を知る」体験に価値を感じて足を運んでくださっています。

2021年へ向けて

 私たちは「人が活きるデジタル」をテーマに、3DSmart&tryの他社サービスへの応用やアバターによる接客などを積極的に進めてきました。2021年はこれらの取り組みをさらに発展させて「ボディデータを核とした新たな商品、サービスの創出」に取り組みます。ご自身のボディデータを知ることに価値を感じ、データを預けてくださっているお客様に価値やサービスを還元していきたい。そのために、従来のワコールの枠を超えて、他社様と協業しながら、女性の美のプラットフォーマーとして新たな価値の創出を目指します。

総合企画室イノベーション事業推進部 課長 篠塚厚子氏
2005年ワコール入社。販売部門、商品部門、国際部門、ピーチジョンを経て、2017年より総合企画室オムニチャネル戦略推進部にてデジタル戦略(DX)を担当。2019年4月に3DボディスキャナーとAIを活用した「3DSmart&Try」を立ち上げる。2020年より現部門にてボディデータを核に更なるビジネスの拡大を推進。IBM社「Women Leaders in AI 2020」受賞。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:50 https://markezine.jp/article/detail/35293

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