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第106号(2024年10月号)
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【特集:Datorama活用】選ばれる理由、成果に迫る(AD)

マーケ施策の“売上貢献度”を可視化 味の素が「Datorama」で取り組むデータ統合とその成果

1ヵ月かかっていたデータ取得作業が1時間未満に

 導入して約2ヵ月経った現在、それまで1ヵ月かかっていたデータ取得にかかる作業が1クリックでダウンロードできるようになり、全体で1時間もかからず作業が済むようになった

 分析については「Datorama」から抽出したエクセルのデータをもとに、広告出稿データや実購買データなど、多岐にわたる要因の因果関係や影響度を明らかにしている。

 「こうした分析が実現し、コミュニケーション施策や店頭活動の貢献度合いについて、変化をグラフで可視化できるようになりました。コミュニケーション施策や店頭活動のROIを算出し施策間の効果を横並びで評価したり、ブランドごとの比較をしながら次期プランニングに活用できるようになったことがデータを集約・可視化し、解析することの大きな価値だと思っています」(金子氏)

 以前は感覚値の議論に終始しがちであったマーケターと営業メンバーとの連携においても、マーケティングデータやROIを可視化することで、有益な議論ができるようになったと金子氏は感じている。

 それ以上の具体的な成果については、より「Datorama」の運用が進んだ後明らかになってくるだろう。

 また金子氏は、導入プロセスにおいては、データソース各社やセールスフォース・ドットコムのサポートが不可欠であったと力を込めた。

 「使用可能なデータや、データの加工方法、画面の仕様がたびたび変更になっても、その都度、柔軟に対応していただきました。特にデータ加工の仕様を決める際は、セールスフォース・ドットコムの方々からきめ細かくサポートをしていただいたため、当社の求めるデータにフィットしたアウトプットが出せるようになりました」(金子氏)

グローバルでのデータ統合を見据える

 将来的にグローバル展開を見据えたときも、セールスフォース・ドットコムのサポートを受けられることは大きな安心材料になっているという。また、「Datorama」には複数ライセンスをグローバルで共用できる仕組みが確立されていることも、データ分析基盤構築プロジェクトを全世界へ拡張していく布石になっている。

 今後の展望として、データ収集の自動化をより追求し社内ユーザーの意見を反映したUIのブラッシュアップ、利用用途の拡大や物流・生産などより多様なデータと連携してブランド管理へ活かすことも視野に入れる。

 日本で成功モデルを構築し、グローバルでのデータ収集・解析の最適化へ向けて、味の素の挑戦は続いていく。

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この記事の著者

石川 香苗子(イシカワ カナコ)

ライター。リクルートHRマーケティングで営業を経験したのちライターへ。IT、マーケティング、テレビなどが得意領域。詳細はこちらから(これまでの仕事をまとめてあります)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/07/08 10:00 https://markezine.jp/article/detail/36531

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