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「なんでもやってる会社の解像度を高める」DMMが初のコーポレートCM、その詳細と結果に迫る

初のコーポレートCMを行って得られた気づきとは?

MZ:今回の取り組みを通じて得られた気づきはありますか。

塩谷:DMMにとってのブランドとは何かを考えることができたのが大きな気づきでした。DMMは事業の器であり、新しい事業を立ち上げるには最高の環境であることを広報などで伝えてきました。ブランド調査でも「新分野にチャレンジングである」と評価いただけています。

 一方で、「なぜそのような新事業をやっているのかわからない」という声もまだまだ多いです。今回のCMではDMMが何をしているのかを伝えましたが、今後はなぜDMMがそれらの新規事業を行っているのかについてメッセージングできたらと思います。

武井:タクシー広告の強さを実感できたのは気づきでしたね。近年BtoB企業によるタクシー広告を見かける機会も多く、DMMだとどうなるだろうかと思っていたのですが、先ほどのアンケート調査や情報の伝わり方を考えたときに、やはりタクシー広告の影響が強かったのではないかと考えています。今後は他の事業でタクシー広告の活用を積極的に検討したいです。

成果の可視化とCM運用をより精緻に

MZ:最後に今後の展望をお願いします。

塩谷:4月から第2弾としてタクシー広告を同じクリエイティブで再出稿しました。今回のクリエイティブは非常に汎用性も高いので、今後も様々なところで活用しつつ、別の事業のパターンも新たに作りたいと考えています。

 また、DMMがなぜこれだけの新しい事業に取り組んでいるのかを伝えられるコーポレートCMに関しても、今後制作を検討していきたいです。

馬場:現在テレビCMの効果を分析しており、ある程度効果的な番組がどれかも見えてきました。これまでテレビCMはスポット枠での出稿がほとんどでしたが、今回はタイム枠での出稿でした。今後も番組単位で相性の良いところに出稿していき、テレビCMの効果的な運用を目指します。

武井:私はテレビCMの効果の可視化をより精緻に行っていきたいと考えています。最近では電子書籍サービスのDMMブックスのテレビCMで収支と各チャネルからの流入状況、サービス上での購買行動などから効果を分析しています。

 このような取り組みを様々なところで行い、テレビCMで反応してくれるのはどのような方なのかを明確にしていきたいです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/07/01 09:00 https://markezine.jp/article/detail/36622

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