効果を出すためには「レバーの操作」が重要
リスティング広告について、「広告効果を調整するためのレバーが多数ある」と松岡氏は表現する。
どのレバーをどれくらいの強さで動かせばどんな成果が得られるのか、経験がないとなかなか感覚がつかめない。そして、前述のとおり、その操作をシステムの自動化機能に任せっぱなしにしている企業も多い。
「弊社は出稿の方法やKPIの持ち方、ゴールの置き方に合わせて、どの機能を使い、どこまで自動化をするべきかの知見を持っており、広告主の戦略に合わせたベストプラクティスを提案できます。これにOptmyzrを組み合わせることで、より精度の高い運用を進めていけると考えています」(松岡氏)
広告効果を最大化させる二つの条件
アドフレックスによると、デジタル広告の成果を最大化するには二つの条件があるという。一つは、まず高いパフォーマンスを出すこと。もう一つは、そのパフォーマンスの期間をできるだけ長くすることだ。
Optmyzrは、媒体を横断した全体最適や最良な広告テキストをレコメンドする機能など、人力では到底不可能なレベルで最適化することで、高いパフォーマンスを発揮できるようにするという。
そのパフォーマンスを維持するには、モニタリングが欠かせない。Optmyzrのモニタリング機能は、変調や異常を察知したらすぐ運用担当者に通知し、改善策を示唆してくれる。それをどう実行していくかが、アドフレックスの知見が最も活きる部分だ。
というのもOptmyzrは、AIがどのようなデータを参照し、どのように判断したかを履歴として確認できる仕組みになっており、人間が最終判断を行う余地があるからだ。松岡氏はその効用を次のように説明する。
「24時間365日にわたるモニタリングと、複雑な最適化策はOptmyzrのAIに任せますが、最終的な判断は人間が行います。機械と人との役割を分けて運用していくことで、人間はより戦略・仮説の立案やクリエイティブに注力できますし、状況に応じて柔軟に戦略を変えながら最適な施策を実行できます。これらの機能を使いこなすことで、常に高いパフォーマンスを発揮しつつ、その期間を最大限延ばせるようになり、最良の結果を広告主にお返しすることができると考えています」(松岡氏)