7月28日、電通デジタルは、人々の不満の探索から新たな顧客体験(以下、CX:カスタマーエクスペリエンス)変革の戦略構築を支援する専門チーム「Fu-man insight lab(フーマンインサイトラボ)」発の新ソリューションとして、社会不満探索支援ツール「Social Pain Compass」の提供を開始した。
同ツールは、ソーシャルメディア上の生活者の声を分析することで、生活者が社会的な不満として捉えている事象を特定しながら、200個を超える"Social Pain Keyword"を抽出しまとめたもの。
15個の探査テーマごとに、"社会不満"のカテゴリーを分類・整理した「Social Pain Category Mapシート」や、各カテゴリーに含まれる社会不満キーワードを示す「Social Pain Keyword Mapシート」など5種類の情報がまとまっている。
Fu-man insight labは、これを活用し、企業が「"パーパス"のある、DX・CX変革」を成し遂げるためのコンサルティング支援を強化していく。
既存事業の改善、新規事業の構想など中長期的なDX・CX変革のプランを描いていく際に、テクノロジーが先行するあまり、つい抜け落ちてしまいがちな、"その変革によって、自社がどんな社会課題を解決し、社会に対してどのような存在意義(パーパス)を発揮できるのか?"について、同ツールを活用し議論・合意形成。
そして、合意した"パーパス"を実現していくために、真に必要な顧客体験の創造を、ワークショップ形式で支援する。
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