SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

現在活躍しているマーケターのターニングポイント

日本マイクロソフト上代さんに聞く、出戻りのメリットと中長期のキャリア設計

マーケターとして成長するために大事な5つのこと

──マーケターとしてのスキルやマインドを鍛えるために、必要なことは何だと思いますか。

 私は、マーケターとして成長するために以下の5つが大事だと考えています。

1.自社のビジネスモデルの理解:売上が作られる構造やマーケット・自社の売上の内訳を把握すること。

2. お客様の興味を知る:お客様の視点で、「自社の製品カテゴリーがどのように使われているか?」「お客様が、なぜ自社の製品カテゴリーを必要とするか?」といった、お客様の声をTwitterを中心に見るようにしています。

3.他社のコミュニケーション・販促活動をウォッチする : 自社にない他カテゴリーであっても、同じような価格帯・同様のビジネスモデルを持っているサービスが「どのようにコミュニケーションしているか」「どのようなメッセージで売っているか」をチェックすること。

4.お客様を想像する:代表的な1人のお客様を想像して、コミュニケーションを考える。

5.売りを意識したコミュニケーション企画:コミュニケーションだけでなく、売りまでつながるコミュニケーションを考えること。

 特に自社のビジネスモデルの理解は、昨今売上への責任や貢献に対する意識が求められるマーケターにとって欠かせないと思います。自社のビジネスモデルを理解しないと、売上につながるマーケティングKPIが設計できませんので。

プライベートと仕事のバランスを踏まえてキャリアを考える

──現在はマーケターキャリア協会のメンターを務めていると思いますが、どのような相談を受けているのでしょうか。

 2名のメンティーのキャリア相談を受けました。私が「どのように現在までキャリアを積み上げてきたのか?」について聞かれました。また、中長期でのキャリアの築き方について悩みを抱えていました。

 そのため、「どのような人生を歩みたいのか?」「どのような仕事をしてみたいのか?」「その2つを叶えるためにどういうアクションを取るのか」という3つの質問をしました。

 キャリア=転職ではありませんし、ワークライフバランスという言葉があるように、ライフがあってのワークなので、まずは人生からの視点でキャリアを考えることをサポートするようにしています。

──確かに、どんな人生を歩みたいかから逆算したほうが、良いキャリアプランが描けそうですね。最後に、キャリアに悩むマーケターに向けてアドバイスをお願いできますか。

 人生は一度きりですので、せっかくなら豊かな生活を送りたいですよね。そのためには、プライベートと仕事のバランスが大事だと思います。仕事のことだけを考えるのではなく、家族との時間、自分の時間を大事にしながら、仕事の満足度を高めるために、どういうキャリアが理想なのかを考える時間を設けてみることをおすすめします。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
現在活躍しているマーケターのターニングポイント連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2022/04/27 08:30 https://markezine.jp/article/detail/38842

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング