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イベントレポート

ノバセルが事業領域を一気に拡張 3つの新サービスで「マーケティングの民主化」をいかに加速させるか

成果報酬型のマージンで費用対効果の不透明性を解消

 2つ目の新サービスが定量型調査サービスの「ノビシロ」だ。ノビシロでは2万円~という安価な価格帯で定量調査の実施を実現。最短20分で結果を提供する。

「担当者が会議中に思いついたことを顧客に投げかけ、会議後にはアウトプットができている──そんなことを可能にするのがノビシロです。社内の人材・ノウハウ不足によってアンケート調査が満足に行えていない企業にも、簡単に活用していただくことができます」(田部氏)

 ノバセルは、ノビシロと同時にプロ伴走型の「ノビシロPRO」もリリース。調査だけでなく仮説の構築やアクションまでを一貫して支援することにより、このサービスでも人材・ノウハウ不足を解消する狙いだ。

 3つ目の新サービスはオンオフ統合成果報酬型マーケティングプラン「X-COMMIT(クロスコミット)」だ。これまでテレビCMに特化して事業を展開してきたノバセルだが、X-COMMITではWebマーケティングの領域にも踏み出した。

 X-COMMITでは、あらかじめ広告主と合意した成果指標に基づいてテレビCMとWeb広告の運用を支援。施策の効果が出なければ広告主は費用を極限まで抑えることができるため、先に挙がった「費用対効果の不透明性」という課題の解消につながる。

「Webマーケティング専業で成果報酬型の支援サービスを提供されている会社さんは多いですが、テレビとWebの両方で成果報酬型の料金体系を採用している点がX-COMMITのポイントです。テレビCMとWeb広告の運用を別々の支援会社に依頼することでデータが分断され、適切な評価や全体最適ができないという課題もクリアできます」(田部氏)

新サービスでマーケティングの民主化を加速

 田部氏は今後のノバセルの方針を次のように語る。

「これまでは運用型テレビCM市場の創造をミッションにサービスを提供してきましたが、この度のサービスリリースを機に『マーケティングの民主化』をより高く掲げ、業界全体のPLを改善するマーケティングプラットフォームを提供してゆきたいと考えています。従来のサービスに今回ご紹介した新サービスが加わることで『属人的な判断』『アナログ業務』『広告の無駄打ち』を解消し、オペレーションと投資対効果の最適化を実現するのが我々の目標です」(田部氏)

 一部の大手企業だけでなく、これまでマス広告を活用する機会のなかった中小企業も「効果がわかるからテレビCMを出稿してみよう」と思える世界を作ってゆきたい──田部氏はそう述べ、マーケティングの民主化に向けた想いを強く表明する。

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この記事の著者

渡辺 佳奈(編集部)(ワタナベ カナ)

1991年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を2013年に卒業後、翔泳社に新卒として入社。約5年間、Webメディアの広告営業に従事したのち退職。故郷である神戸に戻り、コーヒーショップで働く傍らライターとして活動。2021年に翔泳社へ再入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/05/11 07:30 https://markezine.jp/article/detail/38876

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