LINE上の“一等地”×運用型広告の柔軟性
MZ:LINEの大西様にお聞きします。「Talk Head View Custom」の特徴や、このプロダクトをADK MS様に情報提供した狙いについて教えてください。
大西:「Talk Head View Custom」は、9,200万人(2022年3月末時点)の月間アクティブユーザーを持つLINEの中でも、より多くのユーザーの目に触れる”一等地”とも言えるトークリストの最上部に広告を配信できる運用型広告です。
従来の「Talk Head View」は価格帯がグロス価格1,000万円から実施可能ですが、「Talk Head View Custom」ではネット価格50万円からと比較的トライしていただきやすい価格帯になっております。また、「Talk Head View」は配信設定期間が1日の予約型広告ですが、「Talk Head View Custom」は運用型広告ですので代理店様が配信期間、ターゲティング、フリークエンシー上限の回数などを指定して運用いただけます。
大西:私は、ADK MS様と共にLINEの広告サービスを利用推進することをメインミッションにしており、現在、最も力を入れているサービスの1つが「Talk Head View Custom」です。
配信したのは30秒の動画、限られた面でいかに伝えるか
MZ:今回配信した広告の具体的な内容を教えてください。また、「Talk Head View Custom」で広告を配信するにあたって、どのような準備を行ったのかについても教えてください。
林:クリエイティブは、新たなブランドビジョンを紹介する30秒の動画素材です。
林:「Talk Head View Custom」に出稿するにあたり、いかに我々が伝えたいメッセージを、アテンションを引きながら伝えるかを重視しながらクリエイティブを作成しました。新しいブランドアンバサダー、LUXのブランドビジョン認知を向上させるためのクリエイティブを考え、他の媒体に出稿しているものと遜色のないクオリティになるように意識しました。
さらに前段階の準備という点でいえば、他媒体と合わせてどういうメディアプランがあり、どういうプロモーションを仕掛けるかをゼロから考えました。その部分ではADK MS様と連携を密にしながら、適切な施策について日々話し合って最終的に策定しました。
MZ:ADK MSの石黒様にうかがいます。今回の広告施策ではどのようなKPIを設定したのでしょうか?
石黒:短期間でブランドのパーパスとビジョンを幅広い人に伝えるという目的から、全体のリーチ数を指標にしました。またターゲットに絞ったリーチ数でも目標値を定めました。
広告の配信効果を高めるために、ターゲティングは20代以上の女性と幅広く設定しました。入札は、2021年夏時点では「Talk Head View Custom」がまだプレオープンのメニューであったため、予約型広告の「Talk Head View」の実績値を参考にしました。実際の運用においては、リーチを広げるという目標がありつつ、入札の上限額についてはなるべく抑えた価格に設定しました。
クリエイティブは、30秒の動画の中でブランドアンバサダーがブランドメッセージを語るのですが、LINEの仕様では動画再生時に音声オフで再生されることになっているため、配信する際は動画内に字幕をつけるよう提案いたしました。