博報堂DYメディアパートナーズは、全国の放送局を集約する配信プラットフォームを開設、地域創生と放送局の新たなBtoC収益を目指すLIVEコマースサービス「クラフトーク」の提供を開始した。
同サービスは、地域ネットワークから商品を選定し、生産者・販売者の商品へのこだわりを紹介するコンテンツを制作し、ライブとアーカイブで配信するもの。
放送コンテンツ制作のノウハウ、テレビ放送枠や保有するスマートフォンアプリケーションといったデジタルメディアによる発信力および、ライブやアーカイブで配信するプラットフォームを通して、地域の生産者・販売者と直接コミュニケーションをとりながらショッピングができる仕組みだ。
これにより、生活者には新たな商品との出会いをデジタル上で提供できる。また、放送局にとっては新たな手法での地域経済の活性化および、新たなBtoC収益機会の拡大が期待できる。
同社は2021年10月より半年間、数局とPoC(Proof of Concept:概念実証)を実施し、LIVEコマースに適応した番組制作や購入率を向上させる演出方法のち県を蓄積してきた。それらのノウハウを「クラフトーク」に反映させ、収益の最大化を図る。また、視聴データを分析し最適な配信時間帯・番組内容・商品・広告・出演者などを見極めていく。
なお、連携する放送局は2022年5月時点で全国32放送エリアに対して21放送エリア。今後も系列を問わず広範囲でのサービス提供を目指す予定。
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