大日本印刷は、企業のマーケティング支援やビックデータの解析、デジタル広告サービス等を展開するグローバル企業Near（ニアー）と協業。広告取引経済圏「DNP Marketplace」に組み込んだOMO（Online Merges with Offline）型サービスの提供を開始した。

　同サービスは実世界の人流データを活用し、オンラインとオフライン双方のデータの解析や連動、デジタル広告配信で企業のマーケティング活動を支援する。具体的に、生活者の位置情報と場所データをマッチングさせ、匿名の状態で生活者の行動を可視化。また企業の会員データ（ファーストパーティーデータ）と連動させることで来店者の行動や思考を把握できる。

　加えて、過去の訪問履歴から抽出した生活者に広告配信を行うことでさらなる来店を促せるほか、デジタル広告キャンペーンを行う際、各広告の識別IDと対象店舗等の地点を登録することで、広告をきっかけとした来店効果を計測できる。

【関連記事】
・大日本印刷、生活者に向けて「良質な読書時間」を演出するブランド「AIMA」を立ち上げ
・大日本印刷とサイバーエージェントが協業　エレベーター内サイネージにおいて利用者状況に応じた広告配信へ
・大日本印刷、バーチャルジュンク堂書店池袋本店を「池袋ミラーワールド」に構築　バーチャル書店の事業化へ
・大日本印刷とFiNC Technologiesが資本業務提携　ヘルスケア領域で情報銀行事業立ち上げへ
・博報堂、Nearら4社、屋外行動データを活用したメディアサービスの共同開発を開始