電通グループは、同社のR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」を通じて、ARクラウドプラットフォーム「Pretia」を展開するプレティア・テクノロジーズ(以下、プレティア)に出資した。
Pretiaでは、現実空間をマッピング(点群データ化)し、そのデータを基に自己位置推定を実行。これにより、開発者が意図したAR体験の表現を可能にする。また、複数人で同時に同じAR体験ができる機能も搭載。現実と同じようなAR体験の提供を実現する。
電通グループでは、世界のAR/VR市場規模が2025年までに約800億ドルへ達すると見込んでプレティアに出資。今後は、自社の事業開発力やクリエイティビィティー、ネットワークとプレティアのARクラウドに関する知見および体験設計・アプリ開発・運営力を掛け合わせ、XR(クロスリアリティ)領域での3D広告、コマース、データマネジメントなど、R&D施策を推進していく。
【関連記事】
・電通グループ、インドネシアでミレニアル・Z世代向けメディアを運営するIDN Mediaに出資
・電通グループとJAXA、需給連携事業の共創を開始 人工衛星データの活用で広告を高度化
・電通グループ、ディグ・イントゥ社を完全子会社化 国内事業のデジタルマーケティング業務拡大へ
・電通グループとソニーとシビラ、活動実績をNFTでデジタル化し、クレデンシャル管理する実証実験を実施
・電通グループ、メタバース構築プロダクト活用し「マジック:ザ・ギャザリング」のアート展を開催