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ソーシャルメディアの処方箋。「Snapchat」が今Z世代に愛される理由と、広告媒体としての可能性

 「スナチャ」の愛称で10〜20代の若者を中心に人気を集めている画像・動画の共有アプリ「Snapchat(スナップチャット)」。運営企業であるSnapは、2022年3月にSnap日本法人を設立。フェイスブックジャパン(現・Meta)でフェイスブック、インスタグラムの成長を推進してきた長谷川倫也氏が代表に就任した。「Snapchatはソーシャルメディアの処方箋である」と語る長谷川氏に、Snapchatが今若者に愛される理由と、広告媒体としての可能性について聞いた。

※本記事は、2022年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』82号に掲載したものです。

Snapchat=フィルターアプリではない!

──まず「Snapchat」とはどのようなアプリであるか教えてください。

長谷川:Snapchatは、画像や動画を共有できる“ビジュアルコミュニケーションアプリ”です。日本では、ARレンズ(フィルター)機能で写真や動画に様々なエフェクトを加えて楽しむカメラアプリと捉えられることも多いですが、Snapchatの本質は“本当に仲の良い友達と気軽にコミュニケーションを取れるアプリである”という点です。

Snap 日本代表 長谷川 倫也(はせがわ・としや)氏 ソニーでソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。2013年にアマゾンジャパン入社。日本におけるビデオサービス(現・Prime Video)の立ち上げメンバーとして、コンテンツ・オペレーションを統括、その後、モバイル・ショッピングのプロダクト・マネージャーを歴任。2017年にフェイスブックジャパン入社。グロース責任者として、フェイスブック、インスタグラムの成長 を推進。2021年8月より現職。

Snap 日本代表 長谷川 倫也(はせがわ・としや)氏
ソニーでソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタート。2013年にアマゾンジャパン入社。日本におけるビデオサービス(現・Prime Video)の立ち上げメンバーとして、コンテンツ・オペレーションを統括、その後、モバイル・ショッピングのプロダクト・マネージャーを歴任。2017年にフェイスブックジャパン入社。グロース責任者として、フェイスブック、インスタグラムの成長 を推進。2021年8月より現職。

長谷川:グローバルのMAUは6億人を突破し、欧米主要国における13〜24歳の浸透率は90%ほどとなっています。90%というとおそらく同年代のスマホ所有率と同等程度でしょうから、欧米主要国の13〜24歳のスマホを持っている人はほぼ100%、Snapchatを使っている状態ということです。34歳まで年代を広げても、浸透率は80%ほどとなっています。

 またSnapchatユーザーは、1日に平均でアプリを30回ほど開くというデータも取れています。ただ単におもしろい顔が撮れるカメラアプリであれば、そんなにたくさんの回数は開かないですよね。仲の良い友人同士で気軽に雑談できるアプリとして使われているからこそ、毎日何度も開くのです。

 最近では、新たに追加されたマップ機能を使って、友達と場所をソーシャルに教え合ったり、待ち合わせに使ったりする動きも出てきています。

──グローバルだと、若年層の間ではかなり浸透しているのですね。日本においてはいかがでしょうか?

長谷川:日本市場の数字は現在公開しておりませんが、日本でも若い方を中心に伸びているのは確かです。今年3月に日本オフィスを開設してからも、グローバルでの数字を元に、若年層を中心ターゲット層としてコミュニケーション活動を進めています。

あえて「いいね」や「コメント」機能などを排除

──画像や動画の共有アプリとしては、Instagramのストーリーズなどもありますよね。ユーザーはそういった他のソーシャルメディアとSnapchatを、どう使い分けているのでしょうか?

長谷川:「投稿するもの」や「共有する相手」を使い分けているケースが多いですね。Instagramでは、たとえばレストランに行ったときの料理など、いわゆる“映える写真”や“特別な体験”を、クラスメイトなどを含む“オフィシャルなグループ”に共有するといった使われ方がされています。一方Snapchatは、たとえば毎日食べている家のごはんなど、“普段の自分”を“本当に仲の良い友達”とシェアするようなアプリです。どちらが良い悪いではなく、そういった違いがあります。

 Snapchatは日常の自分、素の自分を気軽にシェアできるアプリにしたいという思想があるため、あえて「いいね」や「コメント」などができない仕組みにしています。そういった承認欲求の機能をすべて外すことで、自分を良く見せたり、パーフェクトに見せたりする必要がなくなるため、ユーザーは本当に素の自分をシェアできるようになるのです。

 また、シェアしたコンテンツはすべて時間が経てば消えるようになっています。冒頭でSnapchatを「雑談アプリ」とご紹介しましたが、たとえば街で友だちとばったり会って雑談したとき、その様子を動画で撮って改めてアップし、それに対してコメントをもらおうとは思わないですよね。「いいね」も「コメント」もしない、「履歴も残さない」、そんな“道端でばったり会って雑談するような体験”をアプリ上で提供しているのがSnapchatなのです

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

1993年生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。Web記事に加え、定期購読誌『MarkeZine』の企画・制作、イベント『MarkeZine Day』の企画も担当。最近はSDGsに関する取り組みに注目しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/10/31 09:30 https://markezine.jp/article/detail/40357

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