東急、東急百貨店、NTT東日本は2022年11月1日（火）より、映像AIソリューションを活用した出店企業への販売支援に関する実証実験を行う。

　実証実験は渋谷ヒカリエShinQs5階のマーケットプレイス内において行われる。NTT東日本は映像AIソリューションによって来店者の行動データをリアルタイムに取得。AIが来店者の数や属性、商品に対する関心度を分析した上でフィードバックする。東急・東急百貨店はそれらのデータを基に出店企業に販売ノウハウを提供する。

　本実験を通じ、主にDtoC企業に対しRaaS（※）を提供することでDtoC企業に対する実店舗の価値向上を図る。また、渋谷ヒカリエShinQsの来館者に対してもDtoCブランドとの出会いの機会を提供することで商業施設としての価値を高めたい考えだ。

※Retail as a Serviceの略。顧客データや販売データなどとテクノロジーを組み合わせてBtoBサービスとして提供するビジネスモデル

【関連記事】
・東急百貨店と日立、渋谷ヒカリエShinQsなどで小型無人店舗サービスを活用した実証実験を開始
・セガ エックスディーとJR東日本、 ゲームの要素を活用し、顧客体験を向上させる実証実験を開始
・リテールデジタルソリューションズ、ビッグデータ活用し食のトレンド商品を提案するサービスの実証実験開始
・博報堂、ファミリーマートにて「クロスモーダル知覚」を使った映像の実証実験を開始
・QVCジャパン、アパレルのデジタルプロモーションの実証実験を開始　3DCG技術で試着イメージを提供