昨今、エネルギーの需給バランスの崩壊など、複数の要因により様々な商品・サービスの値段が上昇している。企業にとって値上げはやむを得ない状況だが、単純な値上げは顧客離れを引き起こしかねない。一方で、値下げをすれば良いわけでもないだろう。悩ましい課題だが、その解決にはプライシングを学ぶことが有効だ。本連載では、今後も物価高が続くと予想される中、価格戦略の策定に臨む上で有効となる複数のフレームワークを紹介。第一回は、マーケターがプライシングを学ぶ意義と、プライシングのインパクトについて例を挙げながら解説する。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
下 寛和(シモ ヒロカズ)
株式会社野村総合研究所 グローバル製造業コンサルティング部 グループマネジャー。慶應義塾大学卒業後、トヨタ自動車、会計系コンサルティング会社を経て、2014年に野村総合研究所に入社。専門はプライシング、原価企画、SCM、データサイエンス。日経BP「プライシングの技法」、技術情報協会「利益を拡大させるプライシング戦...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア