広告コンテンツも共感を得やすいInstagram
セッションの後半、Metaのビューティ業界などの営業・メディアプランニング担当である奥田さら氏が登壇し、Instagramユーザーの最新動向と、美容商材プロモーションへのInstagram活用法について、中谷氏と知見を共有し合う。
奥田氏は「Instagramは2023年も引き続き大きく成長している」と述べ、その主要な理由としてリール機能の存在を挙げる。リールとは縦型短尺動画の配信面だ。リールが加わったことで、Instagramはよりエンターテインメント性が強化されたという。
さらに、アルゴリズムなどユーザーに向けたコンテンツ配信の仕組みの最適化も進んでいる。その結果「広告コンテンツもユーザーからさらに共感を得やすいプラットフォームに進化している」と奥田氏は語る。
そして奥田氏は、中谷氏が語ったSNSマーケティングにおけるUGCの重要性について同意を示した上で、「ユーザーが共感しやすいInstagramでは、UGCの価値もさらに高まっている」と指摘する。
「Instagramは『クリエイターが自分を発信するプラットフォーム』であると同時に『ユーザーがそのクリエイターをフォローするプラットフォーム』でもあるのです。これら二つの特徴がますます際立つ昨今、クリエイターが作るUGCの消費に対する影響力もますます高まっていると感じます」(奥田氏)
マス層も見るInstagramで接触機会を増やす
奥田氏はInstagramというプラットフォームの強みとして、美容オタク層やミーハー層に加え、彼ら・彼女らの発信を参考にしているマス層も非常に多い点を挙げる。マス層の人たちは、Instagramのリールやフィード、ストーリーズなどあらゆる面で商品情報を何度も目にすることで「この製品は流行っているのだな」「この製品を見たことがある」と感じるようになるという。
このような連鎖を作ることで好感認知は高まり、マス層による購買につながる。この好感認知醸成に欠かせない要素が、UGCを広告として活用する視点だと両氏は強調する。
「リーチを拡大させる意味でもUGCは非常に有効ですし、そもそもUGCは広告主様のアセットです。広告に活用しないことは単純にもったいないと思います」(奥田氏)
「マーケターの方が思っているほど、生活者の方は『化粧品の情報収集をしよう!』というマインドでSNSを見ていません。だからこそ、広告配信によって情報との接触機会を増やしていく必要があると考えます」(中谷氏)
最後に中谷氏は「このセッションを機に2023年のプロモーションプランをアップデートしてもらいたい」と話し、本セッションを締め括った。
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