クロス・マーケティングは、2023年6月、全国18~69歳の男女2,500名を対象に「SDGsに関する調査(2023年)」を実施。認知、意識・消費行動について分析を行った。
SDGsの認知率は80%超 女性の18~29歳と60代で認知率が増加
SDGsの認知率(名称も内容も知っている+名称は聞いたことがある)は83%となり、2022年とほぼ同様の結果となった。2022年より認知率がやや高まったのは、女性18~29歳と女性60代だった。
17の目標に対する興味 4、50代は興味・関心がない人が多い
SDGsの17の目標のうち興味・関心があるものについて、コレスポンデンス分析を用いて解析を行った。女性18~29歳および30代は「5.ジェンダー平等を実現しよう」、女性40代、50代、60代は「11.住み続けられるまちづくりを」、「14.海の豊かさを守ろう」、「15.陸の豊かさも守ろう」の回答が多かった。
一方、男性60代は「16.平和と公正をすべての人に」、男性30代は「4.質の高い教育をみんなに」、男性18~29歳は「8.働きがいも経済成長も」に興味・関心を持っている傾向がみられた。男性40代、50代は、17項目いずれも遠い位置にあり、興味・関心のなさが目立つ結果となった。
【調査概要】
手法:インターネットリサーチ
地域:全国47都道府県
対象:18~69歳の男女、人口構成比に応じて割付
期間:2023年6月2日(金)~4日(日)
有効回答数:本調査2,500サンプル
実施会社:クロス・マーケティング
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