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SNSごとの特性を活かし高エンゲージメントを創出!アサヒ飲料のSNS活用術

 三ツ矢サイダーをはじめ、様々な飲料ブランドを展開するアサヒ飲料。同社のSNSでは日々、様々な企画が行われている。特にブランドの記念日である3月28日“三ツ矢の日”はX(旧Twitter)上でキャンペーンだけでなく、消費者や企業からもお祝いの投稿が寄せられるなど、毎年大きな盛り上がりを見せることで認知が得られている。今回はそんなアサヒ飲料のSNS運用やキャンペーンについて、アサヒ飲料プロモーション戦略部のメディアグループの丹羽氏、そしてXのキャンペーンツール「Belugaキャンペーン」を提供するユニークビジョンの高橋氏にお話を伺った。

SNSごとの特長に最適化、アサヒ飲料のSNS活用

MarkeZine編集部(以下、MZ):最初にアサヒ飲料様が活用しているSNSについて教えてください。

丹羽:アサヒ飲料では、Instagram・X・LINEの3つで企業公式アカウントを運用しています。私は、Instagram・Xをメイン担当として、LINE公式アカウントはサブ担当として関わっています。

アサヒ飲料株式会社 マーケティング本部 プロモーション戦略部 メディアグループ 課長補佐 丹羽 こずえ氏
アサヒ飲料株式会社
マーケティング本部 プロモーション戦略部 メディアグループ 課長補佐
丹羽 こずえ氏

MZ:それぞれどのような運用をされているのでしょうか?

丹羽:まずXでは、リアルタイム性や拡散性が高い特長を活かして、新商品の告知などタイムリーな情報や「~~の日」といったモーメントに沿った内容を投稿しています。投稿を通じてアサヒ飲料ブランドを定期的に思い出してもらう目的で運用しており、投稿のエンゲージメントと発話量を主に計測しています。

 Instagramでは、ビジュアル映えする内容を意識して発信しています。具体的には、アサヒ飲料の商品を使ったレシピや新商品に関する内容が中心です。同じ新商品に関する情報でも、Instagramならではの写真や見せ方にこだわっています。Xと同じくエンゲージメント、それに加え保存数を指標に運用に活かしています。

 LINEは特に多くの方が友だちになってくださっているため、商品に関する配信や販促キャンペーンをお知らせしてリーチを獲得しています。また、ブランドごとにデータを活用した配信を行い、深いファネルに情報を届けることを意識しています。こちらはメッセージの開封数やCTR、またデータを増やしていくために、ユーザーの方々から集めているアンケートの回答数などを記録していますね。

Instagramらしい視覚に訴える投稿を模索

MZ:それでは次にそれぞれのSNS運用について深くお話を伺えればと思います。まずはInstagramの運用について教えていただけますか?

丹羽:Instagramに限った話ではありませんが、最近は縦型のショート動画のフォーマットが浸透し始めています。Instagramにも縦型動画を投稿できるリールがあるため、その活用を進めています。

 たとえば、夏に合うフルーツを閉じ込めた丸氷と三ツ矢サイダーを混ぜた“フルーツ氷サイダー”というレシピのリール動画を投稿しました。リーチや保存数が伸びるなど反響があったため、様々なレシピで展開していきたいです。

フルーツ氷サイダーに関する投稿
フルーツ氷サイダーに関する投稿

丹羽:また、Instagram活用において欠かせない機能のストーリーズでは、1日で消えるという特長を利用してその日のモーメントに合わせた投稿や、キャンペーンなどリンク先に遷移させたい企画で活用しています。

 最後にフィード投稿ですが、注力しているのは見返したくなる投稿です。前者2つより手の込んだレシピの投稿や、印象の強い写真を先頭に置き、カルーセル形式で見てもらう設計をしています。

 Instagramは本年開始したばかりですが、XやLINEでリーチできていない若年層へ新たな接点を創出すべく、若年層にリーチ率の高いクリエイティブを検証しながら運用しているところです。

次のページ
リーチ×最適配信を両立する、LINE公式アカウント運用術とは

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ユニークビジョン株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/08/31 11:30 https://markezine.jp/article/detail/43005

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