SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究(AD)

SNSごとの特性を活かし高エンゲージメントを創出!アサヒ飲料のSNS活用術

リーチ×最適配信を両立する、LINE公式アカウント運用術とは

MZ:次にLINE公式アカウントの運用について教えてください。

丹羽:LINE公式アカウントでは、新たなCMの放映や販促キャンペーンが始まった際にメッセージを配信し、多くの方にブランドの情報を届けることを意識しています。

 加えて、LINE公式アカウントでは独自のアンケートキャンペーンも行っています。ブランドの特性を活かしたオリジナルの企画に絡めて、お客様の趣味嗜好などを問う設問を用意することで、友だちに最適な情報をお届けするためのデータを増やす運用をしています。

LINEの配信例
LINEの配信例

 取得したデータは、ブランドごとのメッセージのセグメント配信や飲用態度・行動の分析に活用しています。その他にも、商品に付いているシールやバーコードを読み取って応募するキャンペーンを行うこともありますね。

丹羽氏2枚目

MZ:LINE公式アカウントを運用する上で心掛けていることはありますか。

丹羽:LINE公式アカウントの運用で意識しているのは、LINE社の提供する様々な機能をいち早く試すということです。

 アサヒ飲料ではLINEに限らずあらゆるプラットフォーム、メディアで新しいことにチャレンジすることを大切にしています。実際、これまでも様々なキャンペーンを行ってきました。例えば業界で初めてエフェクトスタンプを活用したキャンペーンは、ユーザーの方々から大きな反響をいただくことができ、とてもいい取り組みだったと思っています。

 LINEは、既存のアサヒ飲料ユーザーの方に関わらず身近なメディアの一つです。そのためユーザーの方々が楽しめる体験を提供しブランドを好きになっていただく、最初の入り口となれると考えています。

Xは拡散力の強さを活かし、企画性の高いキャンペーンを

MZ:最後にXの運用について教えてください。

丹羽:Xは情報発信の頻度が最も多いアカウントです。毎月各ブランドから発売される新商品を告知し、Xのモーメントと絡めブランドを訴求していくことで、より多くのユーザーに知っていただくことを目的に運用しています。また拡散性の高いメディアなので、SNS上で発信力のあるインフルエンサーとコラボすることで話題性のある投稿をつくり、“飲みたい”に繋げていくことも意識しています。

 たとえば、三ツ矢サイダーの記念日である、3月28日“三ツ矢の日”。この日は、私たちもキャンペーンの内容に拘って企画をしていますが、中でもみなさんの身近なもので「三ツ矢の矢羽根」を作って投稿していただく企画では、多くの生活者だけでなく企業アカウントの方々が参加してくださることで、毎年大きな広がりをつくることができていると思います。

MZ:ありがとうございます。ここまでアサヒ飲料のSNS運用を伺って、ユニークビジョンの高橋さんはどう感じられましたか?

ユニークビジョン株式会社 ディレクター 高橋 涼太氏
ユニークビジョン株式会社 ディレクター 高橋 涼太氏

高橋:まず各SNSの特長を捉え、発信する情報を最適化しているのが素晴らしいと感じました。アサヒ飲料様とのお打合せでは、「ユーザーに楽しんでもらいたい」という言葉をよくお伺いします。ユーザーファーストという大前提を決して崩すことなく、Instagramは若年層へのリーチ・LINEはデータの収集や活用・そしてXは認知拡大や話題化といった目的を叶えるために日々の運用を行われているところが素敵だなと思います。

 そしてキャンペーンにおいてもLINEは購買、Xは認知拡大・エンゲージメント獲得を目的としたキャンペーンを実施されている印象があり、普段からの情報発信に加えてキャンペーンの面でも、各プラットフォームの特性を活かして上手に運用されているなと感じています。

 私は普段Xのキャンペーンでご一緒させていただいていますが、特に3月28日“三ツ矢の日”は日頃の運用とキャンペーンが融合して大きなモーメントとなるタイミングです。当日はキャンペーンの盛り上がりもありつつユーザーや企業のお祝い投稿で溢れ返り、三ツ矢サイダーがたくさんの方に愛されている歴史ある商品であることが分かりとにかく圧巻です。

次のページ
ユーザーが楽しめる企画としての“三ツ矢の日”キャンペーン

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ユニークビジョン株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2023/08/31 11:30 https://markezine.jp/article/detail/43005

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング