インスタでは沖縄の魅力を、TikTokでは開業準備の様子を発信
MarkeZine編集部(以下、MZ):まず、皆さまの自己紹介をお願いします。
太田(東急):私は、新規ホテルの店舗開発や事業戦略に関わっています。コンドミニアム型(※)の新ホテルブランド「STORYLINE」の第1号店「STORYLINE瀬長島」の開業プロジェクトには2022年から参画。ホテルのコンセプト決めや客層の選定、商品企画などを担当しています。
※分譲ホテルのこと。客室を購入して自らが利用して楽しめるほか、利用しない時は一般向けのホテル客室として貸し出し、その稼働に応じた賃料収入を得る
岩城(東急):私は、STORYLINE瀬長島の開業準備室に所属し、アメニティーや家具の調達、SNS運用などを担っています。開業後は現地でホテリエとして働く予定です。
MZ:現在、取り組んでいらっしゃるSNS運用について詳しく教えてください。
岩城(東急):InstagramとTikTokでコンテンツを配信しています。Instagramでは2023年6月に投稿を開始し、沖縄・瀬長島の観光スポットや飲食店を紹介するなど、地域の魅力発信に活用しています。一方のTikTokは、ホテル開業に向けて従業員たちが準備を進める様子など、舞台裏を覗けるようなコンテンツを今後配信していく予定です。
知人に勧められた「レディクル」
MZ:今回、どのような経緯でSNS運用を外注することになったのでしょうか。
岩城(東急):STORYLINE瀬長島のプロジェクトメンバーにはSNSの専門知識を持った人がいなかったからです。
太田(東急):東急グループの他のホテルにはマーケティングや販促を専門とする従業員が通常1名以上いて、彼らがSNS運用も行っています。一方で、STORYLINE瀬長島の場合は、そういった部署ごとの縦割りをなくし、従業員全員が部門横断で働けるよう、皆が様々な業務を兼任します。SNS運用も専任スタッフ制ではなく兼務となるため、一部業務を外注することに決めました。
MZ:SNS運用の委託先を探すにあたり、ビジネスマッチングエージェント「ReadyCrew(以下、レディクル)」を用いた理由を教えてください。
岩城(東急):委託先を探すにあたり、グループ会社の知人に良い会社を知らないかと相談したのです。そこで勧められたのが「レディクル」でした。レディクルでは人(コンシェルジュ)を介して条件に合った複数の発注先候補を紹介してくださるので、自分たちで条件に合う会社を探すよりも遥かに効率的だと考え、「活用しない手はない」と思ったのです。