ピザハットらしさを活かし、勝ちパターンを発見できた
MZ:数値以外で副次的な効果はありましたか?
フィギギ:TikTokチームは社内でのプレゼンスがあまり感じられていなかった中で、日々の投稿を頑張ったり、他社さんやクリエイターさんとコラボしたりしていく中で、チームとしての評判が上がったと感じています。
フィギギ:たとえば採用課から、「採用に関してTikTokで何か訴求してもらえないか」という相談をもらいました。それをLCさんに持ちかけたところ、打ち合わせの場を作ってヒアリングしてくださって、様々な企画を出してくださいました。他部署の悩みもTikTokを通じて解決できるような施策ができたのは嬉しかったですね。
MZ:今回のアカウント運用を振り返り、改めて成功の要因はどのような点にあると思われますか?
フィギギ:コンセプトや方向性が迷走し始めていた弊社の状況を分析していただき、ウィークポイントを可視化し、「ピザハットらしさをどう吹き込んでいくか」に重点を置いて設計していただいた結果、「勝ちパターン」と呼ばれる動画企画を見つけられました。
たとえばTikTokの若手メンバーにそれぞれのキャラ設定をすることで、受け取る側の情報がぶれないようにしたり、トレンド企画をなぞるだけではなくピザハットらしさを活かしたコンテンツに落としていったりすることで、エンゲージメントが本当に高くなったことを実感しています。
LCさんは日々変わっていくTikTokのアルゴリズムにもスムーズに対応していく柔軟性を持っているからこそ、良い企画を持ってきてくださると思うので、それが一番の成功要因です。
付け加えると、クリエイターさんを抱えながら運用代行もされている会社はそんなにないですよね。クリエイターさんを抱えているので演じる側の気持ちもわかるし、運用代行しているから企業の気持ちもわかる。本当に稀有でありがたい存在です。
TikTokから外の世界へとコミュニケーションを広げていく
MZ:今後のピザハットのマーケティングにおいてTikTokの場をどのように活かしていきたいとお考えでしょうか?
フィギギ:約9ヵ月間で、ピザハットをより身近に感じていただくという目標は達成できているのではないかと思っています。まだこちら側からの発信が多いので、2024年はフォロワーの皆様と相互の関係構築ができればいいなと思っています。
具体的には、まだチャレンジしていないライブ配信機能を使ってみたり、フォロワーさんと交流できるオフラインイベントを企画したり、フォロワーさんへのアンケートを実施して、ご意見を伺えたらと思っています。企業・クリエイターさんとのコラボ商品なども含め、TikTokの外の世界へもどんどん広げられたらおもしろいですね。
これからも「ピザハットっておもしろい、推せる」と思っていただけるように、良いコンテンツを配信していきたいと思います。
MZ:LCとしてはピザハットの挑戦をどのように支えたいと考えていらっしゃいますか?
井上:私たちのミッションはピザハットさんのミッションを一緒に達成することです。これまでの約1年で認知を取り、想起していただくための再生数獲得はできてきたと思うので、来年は次のフェーズ。双方向のコミュニケーションや推してくださる方々のコミュニティを作っていくことを、TikTokを通して支援したいと思っています。
デジタルで多くの人に触れて、そこで得られた認知をリアルの場に持ってくることで、デジタルとリアルを行き来してもらい、ファンを熱狂させること。この勝ちパターンを実現できるようにサポートしていきたいです。
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