CARTA HOLDINGSのグループ会社で、マーケティングソリューション事業を展開するDIGITALIOが運営するデジタルギフト「デジコ」は、貯蓄と消費に関する意識調査を実施した。以下、一部内容を紹介する。
前年比で約30%が貯蓄額減少、40%以上が支出額増加
まず、2023年は2022年と比較して貯蓄額が増減したかを尋ねた。すると、「かなり増えた」「やや増えた」と回答した割合より「かなり減った」「やや減った」と回答した割合の合計が高くなった。中でも「かなり減った」は15.2%にのぼった。
2022年と比べた支出額の増減についても調査すると、「かなり減った」「やや減った」の合計に対し「かなり増えた」「やや増えた」と答えた割合は5倍以上も上回った。
支出額が増えたのは「食費」「日用品費」
次に、どのカテゴリーで支出額が増加したか質問した。その結果「食費」が最も多く、「日用品費」「医療費」が続いた。
節約しているカテゴリーを尋ねると、支出額で増加したと回答が多かった「食費」「日用品費」が多い結果となった。
キャッシュレス決済の利用率は65%以上に
続いて、キャッシュレス決済の利用状況について調査。日常の支払い手段としてキャッシュレス決済を「よく使っている」「たまに使っている」の合計は65.9%と、半数を超えた。
キャッシュレス決済の利用率について世代別に見ると、60代以上ではやや減少するものの年齢に比例して「よく使っている」と答える割合が多かった。
また世帯年収別で比較すると、400万円未満と1,000万円以上ではキャッシュレス決済を「よく使っている」と回答した割合に16ポイントの差が。世帯年収が高いほどキャッシュレス決済を利用していることがわかった。
【調査概要】
調査方法:DIGITALIOが運営するポイントサイト「ECナビ」でのWebアンケート調査
調査対象:全国の10代以上の男女
有効回答数:11,096名
調査期間:2023年8月26日(土)~8月27日(日)
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