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【特集】本格AI時代到来 広告・マーケティング業界の行方

AI時代の来し方行く末 ビッグウェーブを乗りこなすヒント

 「ChatGPT」の躍進が止まらない。生成系AIなる言葉が市民権を獲得し「広告・マーケティングの仕事が奪われるのではないか」と不安視する声も聞こえる中「今生じている変化はインターネットやスマートフォンの台頭に次ぐビッグチャンス」と語るのは、Metaverse Japanの共同代表理事を務める馬渕邦美氏だ。本特集では『ジェネレーティブAIの衝撃』(日経BP)を6月に上梓した馬渕氏を訪ね、生成系AIのルーツを辿るとともに、今起こっている変化のあらましや、本格AI時代の未来予想図をうかがった。

※本記事は、2023年10月刊行の『MarkeZine』(雑誌)94号に掲載したものです

AIが起こした4度目のビッグウェーブ

──ビジネスの現場にAIが浸透し始めて久しいですが、改めてAI発展の歴史を簡単に説明いただけますか?

 過去に大きく3回のAIブームが起こりました。第一次ブームが訪れたのは1980年代、機械学習技術が登場した頃です。専門知識をコンピューターに学習させ「もしAならばBと答える」「もしAでなければCと答える」などの条件分岐処理を実行することにより、AIが専門家の役割を担えるようになりました。この技術は後に広告配信エンジンでも使われますが、当時の技術は実用化に耐え得るレベルではなかったです。

一般社団法人Metaverse Japan 共同代表理事 馬渕邦美(まぶち・くによし)氏 大学卒業後、米国のエージェンシー勤務を経てデジタルエージェンシーのスタートアップを起業。事業を拡大しバイアウトした後、米国のメガエージェンシーグループの日本代表に転身。4社のCEOを歴任し、デジタルマーケティング業界で20年に及ぶトップマネジメントを経験。その後、米国ソーシャルプラットフォーマーのシニアマネージメント職を経て現職。経営、マーケティング、エマージングテクノロジーを専門とする。グローバルコンサルティングファームのパートナー/執行役員も務める。
一般社団法人Metaverse Japan 共同代表理事 馬渕邦美(まぶち・くによし)氏
大学卒業後、米国のエージェンシー勤務を経てデジタルエージェンシーのスタートアップを起業。事業を拡大しバイアウトした後、米国のメガエージェンシーグループの日本代表に転身。4社のCEOを歴任し、デジタルマーケティング業界で20年に及ぶトップマネジメントを経験。その後、米国ソーシャルプラットフォーマーのシニアマネージメント職を経て現職。経営、マーケティング、エマージングテクノロジーを専門とする。グローバルコンサルティングファームのパートナー/執行役員も務める。

 第三次ブームが起こった2010年代前半には、深層学習技術(以下、ディープラーニング)が登場します。ディープラーニングは画像認識を得意とする技術です。たとえばサイズの規格をあらかじめ設定した上で、ある物体を画像で読み込み「サイズがSかMかLか」などの判別を行うことができます。製造業のほか、不正広告の検出にも使われていました。

 そして現在、生成系AIの勃興により第四次AIブームがまさに到来しています。これまでのAIとの大きな違いは、自然言語でプログラミングが可能な点です。利用のハードルは過去と比べて大きく下がったと言えます。この流れをつくったのがOpenAI社です。今やGoogle、Microsoft、Amazonをはじめ、多くのテック企業が生成系AIのビジネスに参入しています。

──生成系AIの台頭が目覚ましい昨今、広告・マーケティング業界の潮流やマーケターの業務にも変化が見られます。生成系AIがそれらに与えている影響を具体的に教えてください。

 ビジネス全体で見れば、良い影響しかないと私は考えています。自然言語でコミュニケーションを取ることができるため、わかりやすい例を挙げるとカスタマーサポートやコマースの接客に活用すれば効率的です。BtoBビジネスに活用する場合も、顧客とのやりとりをすべてチャットベースで行えますし、人間がやるより間違いが少ないという点でメリットがあります。

 広告制作業務にも好影響をもたらします。生成系AIはテキストも画像も生成することができるため、キャッチコピーや広告クリエイティブなどの大量かつ自動の制作を実現するからです。数多く生み出せるということは、数多くチャレンジできるとも言えます。PDCAサイクルを回す際にかかるコストも下がるはずです。

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この記事の著者

渡辺 佳奈(編集部)(ワタナベ カナ)

1991年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部を2013年に卒業後、翔泳社に新卒として入社。約5年間、Webメディアの広告営業に従事したのち退職。故郷である神戸に戻り、コーヒーショップで働く傍らライターとして活動。2021年に翔泳社へ再入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/10/19 09:30 https://markezine.jp/article/detail/43793

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