住友商事のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)である住商ベンチャー・パートナーズは、モノづくりブランドの承継と成長に取り組むforestに出資を行ったことを発表した。
forestではこれまで、良質なプロダクトを企画・販売する日本のブランドを、M&Aで承継し、成長させる事業を創業以来展開してきた。加えて、EC事業者が抱える課題解決に向けて、商品開発から販売・マーケティング、アフターサポートまで一気通貫して支援を行っている。
今回、住商ベンチャー・パートナーズは、forestの成長性と同社のミッション「日本のモノを育み、世界を彩る」に共感し、シリーズA追加ラウンドに出資を実施。これにより、今回のシリーズA調達額を含めてforestの累計資金調達額は約38億円(融資含む)となる。
forestは、今後調達した資金を活用しブランドの承継、EC各領域の専門人材の採用、データ活用の促進、また越境ECへの取り組みを強化する予定。また、今回の出資を機に、住友商事グループは、同社が展開するメディアコマース事業との協業やグローバル事業展開の支援を通じてforestの事業基盤強化を目指す。
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