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「Yahoo!検索大賞2023」、大谷翔平が大賞に　とにかく明るい安村や【推しの子】なども検索数上昇

2023/12/18 07:45

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　LINEヤフーは、2023年に前年と比べ検索数が急上昇した人物や作品・商品をランキング形式で発表する「Yahoo!検索大賞2023」を公開した。

　同ランキングでは、2023年1月1日～10月15日の集計データをもとに、最も検索数が急上昇したワードを「大賞」「人物カテゴリー（俳優・ミュージシャン・アスリート・お笑い芸人・声優・スペシャル）」「作品カテゴリー（アニメ・映画・ゲーム・ドラマ・楽曲）」に分類。また、今後の活躍が期待される人物やヒットが予想される商品を「ネクストブレイクカテゴリー（人物・商品）」として発表した。

大賞はプロ野球の大谷翔平に

　「大賞」は、プロ野球選手の大谷翔平に。WBCで日本の優勝に貢献しMVPを獲得するなどシーズンを通して検索されており、「アスリート部門」1位とのダブル受賞になった。

　人物カテゴリーの「俳優部門」では山田裕貴が1位となった。主演を務めた「ペンディングトレイン―8時23分、明日君と」の他、ドラマ「どうする家康」「女神の教室～リーガル青春白書～」や映画「キングダム運命の炎」といった話題作に出演しており、検索数が上昇した。2位以降は赤楚衛二、森七菜、北村匠海など、ドラマや映画に多く出演した若手俳優がランクインした。

　ミュージシャン部門では、新しい学校のリーダーズがトップに。「オトナブルー」の首振りダンスがSNSで話題になり、多くのテレビ番組でパフォーマンスを披露するなど検索数が伸びた。2位以降はMrs. GREEN APPLE、NewJeans、Stray Kids、Snow Manが入った。

　アスリート部門では1位の大谷翔平に続いて、ラーズ・ヌートバー、吉田正尚、ダルビッシュ有とWBCで話題になった選手が名を連ねた。

　お笑い芸人部門では、とにかく明るい安村が1位だった。イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」で日本人初となる決勝に進出し、日本でも様々なテレビ番組に出演した中、検索数が増加した。2位以降はウエストランド井口、ぱーてぃーちゃん、ほいけんたが続いた。

　声優部門は、宮野真守が最も検索数が伸びた。映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」でマリオを担当した他、声優の活動以外にもドラマ「らんまん」やテレビ番組「ぐるナイ」出演などマルチに活躍。2位以降は林原めぐみ、木村昴、村瀬歩らがランクインした。

「【推しの子】」「君たちはどう生きるか」「VIVANT」などの検索数が上昇

　作品カテゴリーのアニメ部門では、「【推しの子】」が1位に。アニメ作品第1話の展開が話題になり、YOASOBIのオープニングテーマ「アイドル」のヒットも検索数上昇を後押しした。この他、「ブルーロック」「葬送のフリーレン」「地獄楽」「『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」がアニメ部門のランキング入りをした。

　映画部門では、スタジオジブリの宮﨑駿監督が10年ぶりの長編新作として手掛けた「君たちはどう生きるか」がトップとなった。プロモーションを一切せず公開したことや、米津玄師による主題歌、豪華な声優陣が話題を呼んだ。映画部門の2位以降は、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」「わたしの幸せな結婚」「シン・仮面ライダー」「レジェンド＆バタフライ」となった。

　ゲーム部門の1位は「ゼルダの伝説　ティアーズオブザキングダム」だった。発売後3日間で世界累計1,000万本突破という記録を打ち立て、話題になった。ゲーム部門の2位～5位は、「ポケットモンスタースカーレット・バイオレット」「ピクミン4」「Pokémon Sleep」「崩壊：スターレイル」がランクインした。

　ドラマ部門では「VIVANT」がトップに。壮大なスケールと豪華なキャスト、謎を呼ぶストーリーなどの感想や考察がSNSで盛り上がった。この他、「どうする家康」「らんまん」「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」「あなたがしてくれなくても」が入った。

　楽曲部門は、アニメ「【推しの子】」の主題歌であるYOASOBIの楽曲「アイドル」が1位となった。YouTube総再生数は3.5億回を超え（2023年10月時点）、米Billboardのグローバルチャート「Global Excl. U.S.」では日本語楽曲初の1位を記録した。また「オトナブルー」「可愛くてごめん」「怪獣の花唄」「美しい鰭」の検索数が上昇した。

　スペシャル部門では、阪神タイガースを18年ぶり6度目のリーグ優勝に導いた岡田彰布、3大会ぶり3度目となるWBC優勝の侍ジャパンを率いた栗山英樹、将棋界で史上初となる八冠を達成した藤井聡太が多く検索された。