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統括編集長インタビュー

「“挑戦を楽しんでいるか”を貫きたい」元ビームス矢嶋氏、ハーレーパーツ販売会社社長への転身秘話


成功したら、ヒーロー。失敗しても、チャレンジャー。挑戦を楽しんでいるか。

──今後について教えてください。ビームスでの経験を生かしつつ、どんなことにチャレンジしていきたいですか。

矢嶋:私がこれまで経験してきたファッション業界やマーケティングのノウハウを、パインバレーというバイク業界の会社にかけ合わて、新たな顧客価値を提案して事業を拡大させていきたいですね。長年ご愛用いただいているお客様の期待に応えつつ、新しい世代や今まで接点のなかったお客様にも選ばれるような、商品やサービスをご提案していきたいと思っています。

 また、バイク関連会社の代表になりましたが、これまで続けてきたマーケティングカンファレンスのサポートや、コミュニティマーケティング推進協会、オムニチャネル協会からもフェローを続けさせていただけるという、ありがたいお言葉をいただいていますので、業界での活動も続けていきたいですね。

 それと、私のようなビジネスパーソンが事業承継をして中小企業の社長になるケースは珍しいと思いますので、今回学んだ経験を事業承継を志している方々に、還元していければと思います。

 そして何より、パインバレーの社員に楽しくイキイキと働いてもらいたいと思っています。ビームスはファッションが大好きな社員の集まっている会社ですが、パインバレーも、社員がハーレーやオートバイをずっと好きでいてほしい。そのためにも、働く環境や待遇について、もっとよくしていきたいという思いです。

──最後に読者へ一言お願いします。矢嶋さんと同年代のミドルのマーケターから、転職相談を受けたらどうアドバイスを送りますか。

矢嶋:難しい質問ですね(笑)。状況がそれぞれ違うという前提ですが、何をするにしても、何年後に自分がどうなっていたいのか「自分のビジョン」をもってアクションするのがよいと思います。3年、5年後に自分はどうなっていたいのか。それを実現するためには、今の環境なのか、違う環境なのか。まずは、それと向き合うことからではないでしょうか。

 また地道なことですが、継続してインプットとアウトプットをすることも大切だと思います。アウトプットは、業務はもとよりソーシャルでも日記でもなんでもよいと思います。アウトプットが自分を内省する機会にもなるので、強み、弱みの整理にもつながります。その継続の中から、色々な人と出会うと次のキャリアが見えてきたり、何かに導かれたりという、新たなステップにつながっていくのではないかと思います。

 ビームス社内に「成功したら、ヒーロー。失敗しても、チャレンジャー。挑戦を楽しんでいるか」という言葉があります。私はこの言葉が大好きでこの言葉を胸に、新たな挑戦を決めました。仮にダメだったとしても「お前はチャレンジャーだ」と言って、笑ってくれる仲間がいますし、また挑戦すればよいと思ってます。一度きりの人生、皆さんもぜひ挑戦を楽しんでください!

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この記事の著者

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長

立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集部...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2024/07/25 14:23 https://markezine.jp/article/detail/46076

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