親和性の高いメディアで発信する効用
──協賛番組を制作する際に、意識していることを教えてください。
自然な文脈をつくることでしょうか。ラジオに限った話ではありませんが、メディアとしてコンテンツを発信する以上、信頼されるコンテンツを提供しなければならないと感じています。リスナーが知りたい情報を発信し、支持される番組をつくる。その上で、番組を聴いているリスナーが企業名やスポットCMを耳にした際に、その内容が自然と入って来るような文脈をつくる。リスナーとの信頼関係が築かれ、クライアントのメッセージがしっかりと伝わるような番組・コーナーづくりを常に心掛けています。
──ほかのラジオ局にはない、J-WAVEならではの強みはどんな点にありますか?
「エシカル」や「ソーシャルグッド」などの文脈と相性の良いナビゲーター(DJ)が多い点は、J-WAVEならではの特徴だと考えています。この特徴が作用しているのか「ほかのラジオ番組に比べてリスナーの態度変容が起こりやすい」というお声も頂戴しています。
せっかくCSVのような意義深い活動を自社で推進していても、その活動が人々に知られていなければ、輪は広がりませんよね。活動のインパクトを生むためには認知を拡大する必要がありますし、認知を拡大するためには活動と親和性が高いメディアでの発信が有効です。「自社の取り組みに自信はあるものの、発信が難しい」という課題感をお持ちの企業様には、お力になれると思います。
──最後に、今後の展望をお聞かせください。
今流行っていることや話題になっているトピックだけでなく、少し先の未来や課題、次に必要となり得る情報を先駆けて発信できるような存在でありたいと思っています。それらの情報を価値あるものとしてリスナーに受け取っていただけるよう、企画・制作面の努力は惜しみません。J-WAVEを聴けば有益な情報が得られる、良い音楽に出会える、未知の扉が開く──そんな風に思ってもらうため、これからもリスナーやクライアントに新しい体験を届けたいです。