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テレビCM初出稿の広告主、スタートアップ企業が過去5年間平均の約2倍に【TV AaaS Lab調査】

 博報堂DYメディアパートナーズの研究開発コミュニティ「TV AaaS Lab」は、9月4日、「テレビCM初出稿広告主分析2010-2024」を実施した。

テレビCM初出稿広告主数は高い水準で安定

 テレビCMの初出稿広告主数を見ると、直近2年は減少に転じているものの2018年度から増加傾向であることがわかる。2021年度にはDX関連企業の出稿などの影響で最高値を記録した。

初年度総出稿量は減少傾向に

 テレビCM初出稿広告主全体における初年度出稿量はコロナ禍の影響を受けた2020年度が最高値となり、2021年度以降は減少傾向となった。それにともない1社あたりの出稿規模も減少傾向が見られた。

 原因としては、広告会社や放送局が少額からテレビ出稿可能なサービスを積極的に展開していことが考えられるという。

法人向けサービス業のテレビCM出稿は前年度比で16%増加

 2022年度に東京・大阪・名古屋エリアすべてで初出稿した広告主と、2023年度にも継続出稿した広告主の業種割合を比較すると、法人向けサービス業の占める割合が16%増加した。ブランド認知や企業の信頼性向上などを主な出稿目的にしている法人向けサービス業において、テレビCM出稿が定着しやすいことがわかる。

スタートアップ出稿企業数は過去5年間平均の約2倍に

 テレビCM初出稿広告主におけるスタートアップ企業の数を比較した。その結果、2023年度の本数が過去5年間の平均と比較して約2倍に増加した。

 また、推計年間出稿金額が1,000万円以上の企業数はほぼ横ばいとなっているのに対し、1,000万円以下の小規模な出稿企業が3倍以上に大幅増加した。運用型で数百万円単位での出稿を行う企業や特定の番組や時間帯に数十万円単位で出稿を行う企業が増加していることが原因として考えられるという。

【調査概要】
データソース:ビデオリサーチ テレビ広告統計
対象期間:2010年4月~2024年3月
対象社数:約7,000社
テレビCM初出稿広告主の定義:関東・関西・名古屋いずれかのエリアでテレビCMに初出稿を行った企業
スタートアップ企業の定義:設立10年以内かつ既存テレビ広告主と資本関係のない企業

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2024/09/09 10:15 https://markezine.jp/article/detail/46445

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