アドビは、デザインツール「Adobe Express」の新機能として「Yahoo!広告 連携機能」「Webページ専用テンプレート」「Google ドライブのファイル連携」「流し込みテキスト」「部分翻訳」を公開した。いずれの機能も無料プランで利用可能となる。
Yahoo!広告 連携機能
LINEヤフーが提供する「LINE Creative Lab」とAdobe Expressとの連携機能がアップデートされ、「Yahoo!広告」向けのクリエイティブが作れるように。LINE Creative LabからAdobe Expressを起動し、制作した広告クリエイティブをYahoo!広告 ディスプレイ広告としてシームレスに入稿できる。合わせて、100点以上のYahoo!広告向けのテンプレートをAdobe Expressに追加した。
Webページ専用テンプレート
Adobe Expressの「Webページ」機能のアップデートにより、テンプレートを30種類追加。目的に合ったテンプレートを選び、文字や写真を入れ替えるだけで、イベントページ・ポートフォリオ・オンラインメニュー・ニュースレターなどをスムーズに作成できる。デスクトップやモバイルアプリから利用でき、テンプレートは今後も増える予定だ。
Google ドライブのファイル連携
Adobe Expressのアドオン「Google Drive」を使用して、Google ドライブに保存しているGoogle スライドやGoogle ドキュメントを読み込むことが可能となった。これにより、写真素材やフォントを組み合わせて資料を作成できる。Adobe Expressで編集したコンテンツは、「共有」の「ストレージ」からGoogle ドライブへ直接保存することも可能だ。なお、現在はデスクトップ版のみで利用できる。
流し込みテキスト
「流し込みテキスト」機能では、複数のテキストボックスを連結させて長文のテキストを流し込める。テキストボックスのサイズを変更しても、文章が自動的にテキストボックス間でつながるため、内容の再入力が不要となる。
部分翻訳
翻訳機能のアップデートにより、特定のページや箇所を選んでの一括翻訳が可能に。見出しやブランド名は日本語のままで、説明文だけを他の言語に変更できる。部分的に異なる言語を使いたい場合も対応でき、多言語でのコンテンツ制作がスムーズに行える。
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