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第107号(2024年11月号)
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【特集】令和時代のシニアマーケティング

“リタイア後の楽しみ”ではない。「大人の休日倶楽部」に聞く、人生100年時代におけるシニア×旅

 高齢化社会において、年々拡大を続けているシニア市場だが、東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR東日本)は約20年前の2005年から参入しているのをご存知だろうか。本稿では老舗のシニア向け会員サービス「大人の休日倶楽部」への取材を通して、「現代のシニア像」を探る。令和のシニア層のインサイト、旅行スタイルにはどのような特徴があるのだろうか。JR東日本マーケティング本部くらしづくり・地方創生部門で「大人の休日倶楽部」を運営する本室晴美氏にうかがった。

※本記事は、2024年10月刊行の『MarkeZine』(雑誌)106号に掲載したものです

JR東日本のシニア向け会員サービス「大人の休日倶楽部」とは

──まず、「大人の休日倶楽部」とはどのようなサービスなのか教えてください。

本室:「大人の休日倶楽部」は、「満50歳以上の旅と暮らしを応援する」をコンセプトとした、JR東日本が運営するシニア向けの会員サービスです。満50〜64歳までの方は「ミドル」、満65歳以上の方は「ジパング」という2つの会員種別で構成されています。

東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 観光・地域活性化ユニットマネージャー 本室晴美(もとむろ・はるみ)氏 「大人の休日倶楽部」の全体統括を担当。会員向けのサービス提供やオトクな特典、毎月発行される会員誌などの制作から各種イベントの実施などをマネジメントしロイヤルカスタマーである「大人の休日倶楽部」会員のライフ・バリュー向上に向けた取り組みを行っている。
東日本旅客鉄道株式会社 マーケティング本部
くらしづくり・地方創生部門 観光・地域活性化ユニットマネージャー 本室晴美(もとむろ・はるみ)氏

「大人の休日倶楽部」の全体統括を担当。会員向けのサービス提供やオトクな特典、毎月発行される会員誌などの制作から各種イベントの実施などをマネジメントしロイヤルカスタマーである「大人の休日倶楽部」会員のライフ・バリュー向上に向けた取り組みを行っている。

本室:「大人になったら、したいこと。」をテーマに、割引きっぷや限定イベント、カルチャースクールなど、鉄道旅だけに限らない、ライフスタイルの提案をしています。特にご好評いただいているのは「大人の休日倶楽部パス」という、JR東日本・JR北海道エリア全線が5日間乗り放題になる割引きっぷです。毎年利用期間になると、会員が一斉に動きだすため、積極的にご利用いただいていることがうかがえます。

出典:JR東日本「大人の休日倶楽部」 https://www.jreast.co.jp/otona/
出典:JR東日本「大人の休日倶楽部」

──「大人の休日倶楽部」と言えば吉永小百合さんのテレビCMでもおなじみですね。知名度の高いサービスであると思われますが、どのくらいの会員数を抱えているのでしょうか?

本室:国鉄時代から前身となるサービスはあったものの、現在の形となった2005年から数えると、累計280万人を超えました。会員層は非常にアクティブで、鉄道でゆったりと旅することが好きな傾向にあります。マーケティングの観点で見ると、「大人の休日倶楽部」会員の方々はJR東日本にとって、ロイヤルカスタマーの位置づけですね。

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この記事の著者

安光 あずみ(ヤスミツ アズミ)

Web広告代理店で7年間、営業や広告ディレクターを経験し、タイアップ広告の企画やLP・バナー制作等に携わる。2024年に独立し、フリーライターへ転身。企業へのインタビュー記事から、体験レポート、SEO記事まで幅広く執筆。「ぼっちのazumiさん」名義でもnoteなどで発信中。ひとり旅が趣味。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/10/31 09:30 https://markezine.jp/article/detail/46960

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