ROAS約5倍!LINE広告「友だち追加」による成果
MarkeZine:ベルーナは、LINE広告「友だち追加」を活用して、どのような成果が得られましたか?
望月:LINE広告「友だち追加」と「LINEで応募」の施策を同じ期間で実施したところ、LINE広告「友だち追加」のほうがROASが高いことがわかりました。LINE広告「友だち追加」は精度の高いターゲティングで「BELLUNA」に興味のあるユーザーにアプローチしているため、友だち追加後のクリックや購買といった反応率が高い傾向にあります。
たとえば、1ヵ月後のROASを見ると「LINEで応募」と比較して約5倍という数値が出ています。1ヵ月後以降もフォローし続けていただける点を考慮すると、LTVを踏まえた効率性はより高くなっていくと思われます。
一方、友だち追加1人あたりの単価は、関心度に関係なく広範囲にリーチできる「LINEで応募」のほうが安価でした。このことからも、まず友だちの総数を増やすフェーズでは「LINEで応募」、そこからターゲットに絞った施策を実施するフェーズではLINE広告「友だち追加」といった目的別の使い分けが重要なことがわかります。
難しかった「LINE活用による売上貢献」を可視化
MarkeZine:今回、ROASの比較ができたのは、オプト社の分析ツール「TSUNAGARU for L-Analytics(以下、L-Analytics)」を使用して、友だち追加による売上貢献を可視化したからと聞いています。「L-Analytics」とは、どのようなツールなのでしょうか?
望月:LINE公式アカウントから得られる情報は、基本的にLINE内での行動に限定されています。そのため、従来はサイトに遷移した後のページ閲覧や購買行動などは可視化することができませんでした。そこでオプトが開発したのが「L-Analytics」です。こちらは、当社提供のAPIツール「TSUNAGARU」のオプション機能となっています。
「L-Analytics」では、LINE公式アカウントのユーザーIDにLINEやWebサイトの行動データを統合することで、友だち追加やクリックなどのLINE内の行動だけでなく、ページ閲覧や購買といったサイト内の行動も、1つのデータベース上で管理することが可能です。言うならば、LINE専用のCDPを構築するようなイメージですね。
「L-Analytics」の活用によって、「友だち追加から〇日後時点での売上貢献」といった具合に中長期で効果を分析することができるようになります。どんなユーザーがどのような商品を好んで閲覧するか、といった示唆を得ることも可能です。
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