検索エンジンでの自然検索が上昇!成功の要因は
MZ:プロモーションの反響はいかがでしたか?
阿久澤(三菱自動車工業):プロモーションの結果、弊社のホームページへ自然検索からの流入が増加しました。また「デリ丸。かわいい!」「デリカミニ、いいね!」といった好感度の高いポスト内容も多く、大きな反響がありました。
島田(Hakuhodo DY ONE):想像よりもはるかにユーザーのポジティブな反応が多く驚きました。「かわいい」だけではなく、「ほしい」といった声や実際に購入を検討するコメントも見つかりました。今回の施策を始めたと同時に、X上の検索に加え、検索エンジンでの自然検索数も増加しました。
一般的に、自然検索からの流入と、試乗予約や受注販売の数は、相関関係にあることも多いので、そうしたことにもつながったのではないかと思っています。
銘苅(X Corp. Japan):「トレンドテイクオーバープラス」を活用しユーザーの発話を促したことで、デリカミニに関連するX上の会話が増えました。加えてX内における1日あたりの検索量を、8/13の「トレンドテイクオーバープラス」実施前後で比べた結果、約30%も上昇しました。
銘苅(X Corp. Japan):車種の情報を認知したユーザーが興味関心を持ち、検索行動に移ったことから、X内でファネルダウンしたと捉えられます。したがって検索量が増えたことは大きなポイントであると言えるでしょう。
また、X内の検索量と自然検索量には相関がみられます。X内で情報量(インプレッション)を増やし、車種の情報をユーザーが目にしやすい環境を作ることで、X内の検索量が増加。あわせて検索エンジンでの自然検索量の増加にもつながっているのです。
メーカー側の発信をきっかけに、生活者が楽しめるようなコミュニケーションを
MZ:最後に、今回の学びや今後の展望について教えてください。
阿久澤(三菱自動車工業):デリカミニやデリ丸。について能動的な発話が多くなった印象を受けました。広告配信となると、どうしても強制的な視聴になってしまいがちですが、Xにおいて設計をうまく行えば、能動的に視聴していただけるメディアになると気づきました。
認知や興味の最大化を図ったとしても、シンプルに「いいな」「好き」と思っていただけることが非常に大切ですので、こういったフルファネルのプロモーションとXは、相性がいいと再認識しました。今後も、メーカー側の発信をきっかけに、生活者同士で楽しんでいただけるようなコミュニケーションを図っていきたいです。
島田(Hakuhodo DY ONE):今回、統合プロモーションにXを組み込んだことによって認知醸成に一定貢献できました。同時に獲得広告においても、実施前後1週間で比較するとコンバージョン率が上昇したことで、相乗効果もありました。
検討期間の長い商材だからこそ、フルファネルでの実施により、車種に対する興味関心を強化したり、購入への後押しをしたりといった一種の種まきができたと実感しました。今後もデリカミニを、世代を超えていつまでも愛されるブランドにすべく、三菱自動車様のチャレンジをサポートしてまいります。
白井(X Corp. Japan):Xの利用者は増えており、広告プロダクトに関してもアップデートが続きます。これからの三菱自動車様のメディアを横断したプロモーションにも、さらに進化した形でXの活用を提案していきたいですね。
デジタルコミュニケーションの中で、地域や年齢、性別関係なく広く認知が広げられる媒体はそう多くはありません。フルファネルで行うコミュニケーションを行う際に、「トレンドテイクオーバープラス」や「獲得広告」をはじめとした、X広告をひとつの打ち手として加えていただけたらと思います。