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『MarkeZine』(雑誌)

第108号(2024年12月号)
特集「2025年・広告の出し先」

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【新年特集】2024→2025 キーパーソンによる予測と展望

2025年は「マーケティングの本質」に立ち戻る―AI時代こそ見直される「人」の価値―

2025年、意識すべきはマーケティングの本質への回帰

 最も重要なのは、マーケティングの本質である「人を幸せにする」という原点への回帰です。この実現のためには、企業課題ではなく人の課題から発想を始めることが重要です。たとえば、シャンプーのマーケティングの場合、単に商品の優位性を主張するのではなく、「女性の97%が自分に自信が持てていない」という現実に着目し、「どうすれば使用者に自信を持ってもらえるか」という人間中心の問いかけから始めることが重要です。

 YouTubeや TikTokといったデジタルプラットフォームは本質的に人間中心のメディアであり、ユーザーは広告を見るためではなく、楽しむために訪れます。企業都合の一方的なメッセージは、このような環境ではうまく機能しないでしょう。

 AIもより一般的になり、従来の検索エンジンは「アンサーエンジン」と呼ばれる AIに移行します。検索ではなく、AIとの会話がネットの入り口になる。「大曲の花火大会が見たいな」と言えば、すぐに宿泊と移動のチケットが提案され、さらに秋田の歴史や文化を深掘りするような体験に誘われる。広告もまたその会話に自然と溶け込むことが求められるでしょう。

 ここ数年は広告テクノロジーが中心のデジタル化が進み、一方的なマーケティングを加速させました。AI以降は反対に、より人間的な方向への進化(ヒューマナイゼーション)が進むのではないかと考えています。

細田氏の書籍『コンセプトの教科書――あたらしい価値のつくりかた』(ダイヤモンド社)
細田氏の書籍『コンセプトの教科書――あたらしい価値のつくりかた』(ダイヤモンド社)

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2025/01/16 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47555

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