JR東日本OOHの新たな施策
また、JR東日本のOOHにおいても、3つの施策を実施しています。1つ目は、「Beyond Stations構想」。「通過する駅から集う駅へ」をテーマに、駅ナカにイマーシブ(没入型)なメディア空間を作り、駅の価値を高める取り組みです。具体的には、秋葉原駅、上野駅、新宿駅などに大規模なサイネージを設置。サイネージで没入感のある映像を放映しながら、リアルイベントを実施したりすることによって、駅空間全体が包み込まれるようなイマーシブ体験を提供しています。
2つ目は、「TRAIN TV」。お客さまの移動時間をより有意義なものにしていくため、これまで広告中心の編成だった「トレインチャンネル」などの車内サイネージを「TRAIN TV」としてリブランディングし、オリジナル番組中心の編成へと刷新しました。引き続き移動するお客さまにとって見逃せない番組・編成を追求するとともに、多様化する広告主ニーズに対応する番組起点の新たな広告商品も開発・投入していくことで、企業と生活者をつなぐ「メディア」として、唯一無二の情報体験を提供していきます。
3つ目は、これらのOOHを、デジタル広告のようにDSPやSSPのマッチングで購入できる「MASTRUM(マストラム)」というプラットフォームも立ち上げています。現在は予約型での販売ですが、今後は運用型での販売やデジタル広告との連携も進め、駅商圏トータルで広告出稿できる仕組みを構築していきます。
他社との連携により、新たな仕組みづくりを
2025年はJR東日本グループ内だけでなく、他社と連携した動きも一層強化していく予定です。
一例として、広告会社や媒体事業社12社で構成する「日本版OOHメジャメント標準化検討準備委員会」を立ち上げ、OOHのメジャメント(業界共通指標として属性別広告接触者数の計測)の統一化を進めています。テレビの視聴率のような指標をOOHにおいても設定し、OOHの市場自体を拡大していきたいと考えています。また、大手流通企業と協力したPoC(概念実証)も実施し、リテールメディア、交通広告、ビーコンを使ったクーポン配信の効果などを定量・定性面で明らかにしたいと考えています。
家でも店舗でもない「移動」という体験から、トータルの広告コミュニケーションを展開できるのはJR東日本グループならでは。駅周辺でビジネスをされている企業様はもちろん、移動時間を活用したマーケティングや新たな送客の仕組みづくりに興味のある企業様は、ぜひ一緒にチャレンジさせてください。
