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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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世界のトレンドを読む

【2024年を振り返る】今年、世界の広告トレンドを牽引した10のキャンペーン

8、Kellogg “Special K”

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出典(Instagram)

 同キャンペーンは、インスピレーションを与える人物を称えることで、多様なコミュニティとのつながりを深めることを目指すもの。妊娠中の料理家、モリー・バズ氏を起用し、彼女の写真を特別版のシリアルボックスに掲載。女性を勇気づけ、力を与えることに取り組んでいる姿勢を表現した。

 企業による多様性を推進するマーケティングや女性の可能性を支援する活動として高く評価されており、広告業界における一つの成功例とされている。

9、DoorDash “All The Ads”

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出典(YouTube)

 スーパーボウルの広告で紹介されたすべての商品を一人の視聴者に配達するというユニークなアイデアで注目を集めた。視聴者は特定のプロモーションコードを入力して参加したが、そのコードは1,813文字と非常に複雑で、解読するために多くの人びとが時間を費やし、話題となった。

 各社のスーパーボウル広告が公開されると、DoorDashのカスタムサイトに各商品が賞品として追加された。ただし、すべての広告が事前に発表されていたわけではなかったため、試合中に放送される広告に関連する商品が、リアルタイムでカートに追加される必要があった。

10、Renault “Cars to Work”

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出典(YouTube)

 ルノーによるフランスの移動手段に不自由な人びとを支援するプログラム。仕事を得るために車が必要な人びとに対し、3ヵ月間の試用期間中、無料で新車または中古車を貸し出した。試用期間が終了し、正式に雇用されると、その後はリース料を支払う仕組みとなっていた。

 車を手に入れる手段がない求職者にとって、仕事を維持するための新たな機会を提供し、持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献。2024年のカンヌライオンズでは、「サステナブル・デベロップメント・ゴールズ(SDG)グランプリ」「クリエイティブ・コマース・グランプリ」を受賞した。

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この記事の著者

岡 徳之(オカ ノリユキ)

編集者・ライター。東京、シンガポール、オランダの3拠点で編集プロダクション「Livit」を運営。各国のライター、カメラマンと連携し、海外のビジネス・テクノロジー・マーケティング情報を日本の読者に届ける。企業のオウンドメディアの企画・運営にも携わる。

●ウェブサイト「Livit」

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/01/07 09:45 https://markezine.jp/article/detail/47794

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