生成AI時代、Google検索はまだ「古くない」理由
みなさんは最近Googleを使って「検索」をどのくらいしているでしょうか? 今までと特に変わらず普通に使っている方、YouTubeやSNSでも情報収集するようになった方、様々いることでしょう。
あるいはChatGPT、Perplexity(パープレキシティ)といった生成AIツールに完全に置き換えてしまったという方もいるかもしれませんね。何を隠そう、私も生成AIツールのヘビーユーザーです。
実際、生活者はどのようにGoogle検索を使っているのでしょうか? 弊社では毎年4,000名規模で「Webでの調べ方」のアンケート調査をしています。その結果から、Googleをはじめとした「検索」は今も多くの方に使われている手段であるとわかりました。
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「インターネットでの調べ物で最も利用頻度が高いのはどれですか?」という質問に対し、最も利用頻度が高いのはGoogleであると答えた割合は、男性54.3%、女性46.3%にのぼります。これは全チャネルで最も多く、次いでYahoo!(検索)、YouTubeとInstagramをよく使うと回答する方が多い結果となりました。
年単位で見た場合「Google検索を使う人は徐々に減っているのでは?」と思われるかもしれません。しかし、調査ではGoogleを使うと回答した方は2023年と比較して増加する結果になりました。
長い目で見れば、流入チャネルの拡大により検索エンジンを使用するユーザーは緩やかに減少していくとは思われますが、根強くトップに君臨し続けていることがおわかりいただけるでしょう。つまり、みなさんのビジネスにとっても「検索行動からの来訪」は依然として無視できない存在であると予想されます。
SEOとは?検索エンジンで上位表示させるための施策
改めてSEOについて簡単に整理しましょう。SEO(Search Engine Optimization)とは、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。その名の通り、Googleをはじめとした検索エンジンで上位表示されるようにする施策のことです。
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検索エンジンは、膨大な情報の中からユーザーに最適なコンテンツを届けるための仕組みを持っています。SEOはその仕組みを理解し、自分たちのコンテンツがより多くのユーザーに見つけていただけるよう工夫する活動です。
基礎的なポイントとしては、SEOには以下のような目的があります。
- 検索エンジン上での可視性を高める
- ターゲットユーザーの流入を増やす
- 結果的にビジネスの成長を支える
それでは企業にとってのSEOの位置づけと重要性について、深掘りしていきましょう。