最新より半歩遅れでもいい、大衆にシンプルで安いを提供する
――これからの展望について教えてください。
弊社はクラウドサービスにドメインを置いていますが、この市場は今後、もっと大きく伸びていくと考えています。
世の中に存在するあらゆるモノの価値は成熟化しており、「すごく嬉しい、欲しい」という感覚をお客様に持っていただく難易度は日に日に上がっています。
一方でクラウドサービスはまだまだ発展途上で、日々の生活を便利にできる瞬間が数多く存在します。それを提供することが弊社にとっての価値提供なのです。

直近ではAIが登場し、市場環境が大きく変化しました。この分野は弊社としても、新しい価値を生み出せると考えています。
AIをはじめとしたテクノロジーの変化は速く、そして多様です。だからこそ、弊社はタイミングを見極め、必要な価値を、必要な人に届ける活動を行っていきたいと思っています。
特に弊社のプロダクトは大衆向けのサービスなので、最新の技術より半歩遅れていても問題ないと考えています。大衆化が近づく技術をいち早く取り入れ、シンプルでかつ安く、簡単に扱えるサービスを提供していきたいです。
企業規模の拡大とともにブランド認知を積み上げる
――より多くの方にシンプルで簡単に扱えるトヨクモのサービスを提供していきたいとのことですが、今後マーケティング領域で力を入れていきたいことはありますか。
トヨクモという会社の認知を高めることですね。トヨクモはテクノロジーの会社ですが、独自のマーケティングモデルを構築していることが大きな強みです。これから先、時流に合わせて様々なサービスを提供していく予定ですが、その軸となるマーケティングモデルは揺らぐことのないようにしたいです。
独自のマーケティングモデルを確立することができれば、日本だけでなく世界にも価値を提供できるはずです。
このマーケティングモデルを確立する上で今課題となっているのがブランド認知率の向上です。トヨクモはまだまだ広告の出稿額が小さく、認知率もまだ伸びしろがあります。今後も根気強くマス広告やコンテンツマーケティングを続け、認知を拡大したいです。
近年は「テレビCMを見た」といってくださる方も増え、社名とサービスの認知が浸透してきている実感を持てています。今年よりも来年、来年よりも再来年、しっかりと企業規模を拡大しながら、広告出稿量を増やしながら、強固なコーポレートブランドを作っていきたいと思っています。
