「人とテクノロジーのパートナーシップ」で安全性を確保する
今回の一連の発表を通して、プレッサー氏は「人とテクノロジーのパートナーシップ」を繰り返し強調した。
何億ものコンテンツが日々投稿される巨大プラットフォームにおいて、AIなどのテクノロジーは安全性を大規模に確保する上で不可欠である。一方で、文化的な背景や個々のユーザーが何に不快感を覚えるかといった微妙なニュアンスを汲み取るには、人の判断が欠かせない。「私にとって不適切な判断されるコメントと、他のユーザーにとって不適切なコメントは違います。そのため、テクノロジーと人間が協力して、より安全な体験を届ける必要があります」とプレッサー氏は語る。
この思想は、AIがリスクを検知し専門家が判断する誤情報対策の仕組みや、個々のクリエイターが自身の基準でコミュニティを管理できる新機能にも反映されている。テクノロジーと人の強みを組み合わせることで、安全で創造的なプラットフォームを構築していくというTikTokの方針が示された。
